Chapter 3 駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは 犬と豚(B Side) 
 TOPタクティクスオウガデータベースScript > Chapter 3 Cルート(後半)▲ A Sideへ戻る

Chapter-3


  駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは犬と豚  
B Side



<A Side>
(フィダック城)港町アシュトンゾード湿原コリタニ城バハンナ高原(王都ハイム)ブリガンテス城バハンナ高原(アルモリカ城)

<This Side MAP>
コリタニ城ウェオブリ山(港町ゴリアテ)古都ライム→ アルモリカ城ボード砦フィダック城(王都ハイム)
■コリタニ城城門前  激昂のアーバイン (テラーナイト)所属:ウォルスタ解放軍

激昂のアーバイン
「解放軍を裏切った恥知らずな若者よ。
 公爵様から受けた恩を忘れるとは。
「貴様のような輩がいるから、
 いつまでたっても革命が成功せんのだ。
 実になげかわしい。
「よかろう。公爵様よりたまわった
 この大剣で貴様に引導をわたしてやる。
 覚悟のほどはよいかなッ! いざッ!

激昂のアーバイン<死亡時>
「むう……、わが革命未だ成就せず。


■コリタニ城城内  騎士レオナール (ナイト)所属:ウォルスタ解放軍

デニム
「あなたがここに!!

騎士レオナ−ル
「…久しぶりだな、デニム。
「どうだ、まだ希望を持っているかな?
 いい加減にあきらめて、もう一度
 解放軍で共に戦わないか?
「ザエボスの首を手みやげにすれば
 きみの解放軍復帰に異を唱える者も
 いなくなるだろう。

デニム
「そんなつもりで、ザエボスと
 戦ったわけじゃない。
「あなただってわかっているはずだ。
 この戦争を引き起こした張本人が
 誰なのかを!
「僕は解放軍に戻るつもりはない。
 あなただって、解放軍にいるべき
 人じゃないはずだッ!

騎士レオナ−ル
「理想と現実にはギャップがある。
 誰かがそれを埋めなければならない。

デニム
「それがあなただと言うのか?
 あなたはそれでいいのか?

騎士レオナ−ル
「こうなる運命だったんだ。
「きみが私の前に現れたとき、
 こうなることが決まっていたんだ。
「きみが光を求めるなら
 私は闇に身を埋め、血で手を染めよう。
「…さあ、剣を抜け。
 二人だけでこの戦いに決着をつけよう。


<選択1>「二人だけで…。
デニム
「わかった、決着をつけよう。
 二人だけで…。

<選択2>「僕らだけの戦いじゃない。
デニム
「わかった、決着をつけよう。しかし、
 これは、僕らだけの戦いじゃない。

騎士レオナ−ル
「…確かにそのとおりだ。

騎士レオナ−ル
「さあ、いくぞッ、デニムッ!


騎士レオナール<死亡時>
「…強くなったな、デニム。
 …ごふっ。
 ライムで…公爵と暗黒騎士団が…
 密約を結ぼうとしている……。

デニム
「なんだって!?

騎士レオナ−ル
「…公爵はやつらに…魂を…
 売ろうとしているのさ……。
「バクラムとの戦いが終わった後、
 公爵はやつらを…追い出すつもりは
 はなから無いんだ……。
「きみの言うとおり…
 権力につかれた亡者なんだ、公爵は…。
 ごふっ、ごふっ…。

デニム
「もう、しゃべらないで!

騎士レオナ−ル
「…ライムへ行け、デニム。
 そして…、公爵を…とめて…くれ。
「…きみなら、…きみなら
 新しい世界を……………

◆バーナム山脈へ
 暗黒騎士団と解放軍の間で結ばれる密約を阻止する
ため、『ライム襲撃作戦』が立案された。問題は如何
にバクラム軍や解放軍に気取られぬよう、ライムへ侵
入するかである。移動ルートを決定するために、土地
に詳しい老人が呼ばれた…。

デニム
「…ライムに行くにはどうしても
 アルモリカを通らなくちゃいけない。

土地に詳しい老人
「アシュトンから船で進むのは
 どうじゃ?

デニム
「それは無理だ。ゲリラを警戒した公爵が
 海上封鎖を実施しているって話だから。

土地に詳しい老人
「そうか。…たしかに船で移動したと
 しても目立つからのう…。
「となると、あそこを進むしかないか。

デニム
「あそこ?

土地に詳しい老人
「ライムとコリタニをへだてている
 バーナム山脈じゃよ。

デニム
「そんな! あんなところに
 道があるなんて聞いたことがない!!

土地に詳しい老人
「たしかに、難しいかもしれんが
 ライムへ侵入するにはそこしかないぞ。

デニム
「たしかに、誰も知らない道なんだから
 気取られることはなさそうだ。
「ライムに侵入するには
 それが一番の方法だな……。

→Next map is "The Mount Weobley"
▲ GO TOP 

■ウェオブリ山  我執のガンプ (ビーストマスター)所属:賞金稼ぎ

我執のガンプ
「き、貴様はあのときのッ!!
「まさか、こんなところで
 貴様と再会するとはな〜ぁ。
 神は俺を見捨てちゃいなかったぜ。
「来いッ! ベルダッ! オブダッ!

我執のガンプ
「ベルダとオブダだけだと思うなよッ!
 この日のために育てた友を見よッ!
「バンガッ! ザンガッ!
 おまえたちの出番だッ!!

我執のガンプ
「賞金稼ぎに落ちぶれちまったオレだが、
 恩義は忘れちゃぁいねぇぜ。
「今こそ、枢機卿様の
 恨みを晴らしてやるッ!!
 覚悟しやがれッ!


我執のガンプ<ベルダを倒した時>
「ベルダッ! わが友よッ!
 おまえの怒りを、このオレにッ!

我執のガンプ<オブダを倒した時>
「オブダッ! おお、なんてことだ!
 おまえの悲しみを、このオレにッ!

我執のガンプ<バンガを倒した時>
「バンガッ! すまないッ!
 おまえの魂を、このオレにッ!

我執のガンプ<ザンガを倒した時>
「ザンガッ! 仇はとるぞッ!
 おまえの哀れみを、このオレにッ!


我執のガンプ<退却時>
「くそッ、退却だッ!
「今度こそ、今度こそ
 貴様を倒してやるッ!
 おぼえていろッ!

▲ GO TOP 

◆プリンセス・カチュア
  故郷のゴリアテに戻ってきたカチュアの前に暗黒騎
士ランスロットが現れた。おびえるカチュアに、カチ
ュアこそがドルガルア王の実子であることを告げる。


カチュア
「…デニム。
「私たちはたった二人の姉弟なのよ…。

聞き覚えのある声
「それは違う。
 きみは天涯孤独の身だ。

カチュア
「だ、誰ッ!?
「ランスロット・タルタロス!!
 あなたが、どうしてここにッ!?

暗黒騎士ランスロット
「きみの母親はきみが生まれたときに
 この世を去った。
「そして、父親は
 この島が内乱に突入する数ヶ月前に
 やはり亡くなっている。
「血を分けた両親や兄弟は、
 もう一人のいないのだ。
 カチュア、君は孤独なのだよ。

カチュア
「ど、どういうこと!? 私には
 デニムという弟がいるわ!

暗黒騎士ランスロット
「きみは、自分が神父の娘でないことを
 知っていたようだな。
「だからきみは、なんの疑問もなく
 彼も自分と同じだと決め込んだ…。
 しかし、それは誤解というもの。
「彼は、きみにとっての育ての親、
 プランシー神父の実子だよ。きみと
 デニムは姉弟ではないッ。

カチュア
「じゃあ、この私は誰なの?
 いったい誰だって言うのッ?

暗黒騎士ランスロット
「君の本当の名前はベルサリア。
 ベルサリア・オヴェリス。

カチュア
「ベルサリア・オヴェリス…、
 …そんな、信じられない。

暗黒騎士ランスロット
「頭のいい娘だ。そう、オヴェリス家は
 ヴァレリアの王を生んだ一族。
「きみはドルガルア王の娘なのだ!

暗黒騎士ランスロット
「ただし、きみを産んだのは
 ベルナータ王妃ではない。
「当時、王妃の侍女であったマナフロアと
 いう女性だ。…まあ、ドルガルア王の
 目にとまったというわけだな。
「だが、彼女がきみを身ごもったとき、
 王妃も王子を身ごもったばかりだった。
「王妃は後のことを考えて、きみたち
 母子を場外へ放逐した。そして、彼女は
 きみを産むとそのまま息を引き取った。

カチュア
「…ウソよ。

暗黒騎士ランスロット
「赤ん坊のきみを引き取ったのは
 誰だと思う?
「バクラムの君主ブランタ・モウンだ。
 きみを実弟であるプランシーに預けると
 この事実を野心のために利用した。
「一介の神父に過ぎなかったブランタが
 司祭にまで出世できた背景には
 こうしたことがあったからなのだ。

カチュア
「ウソよッ。そんなのデタラメだわッ!!

暗黒騎士ランスロット
「証拠はある。きみが身につけている
 ネックレスのことだ。
「古い神聖文字が刻んであるだろう?
 僧侶の勉強をしていたきみなら
 読めるはずだ。

カチュア
「……

暗黒騎士ランスロット
「…ラボン・ベルサリア・ザン・フォン、
 デストニア・レラ・フィーナン。
「『我が娘ベルサリアに永遠の愛を』…。
 ドルガルア王がきみの誕生を祝って
 まだ見ぬ、きみに送ったものだ。

暗黒騎士ランスロット
「もっとも王はきみが生きていることを
 死ぬまで知らなかったがね。
「きみたち母子は、王妃の計略によって
 死んだことになっていたのだから。

カチュア
「…私をどうするつもり?

暗黒騎士ランスロット
「我々といっしょにハイムへ
 来てもらおう。 「そこで、プランシーから
 詳しい話を聞くといい。

暗黒騎士ランスロット
「さあ、プリンセス・カチュア。
 こちらへ。

→Next map is "Lyme"

▲ GO TOP 

◆古都ライム

デニム
(…ライムに侵入したのはいいけど、
 公爵はいったいどこにいるんだろう?)

聞き覚えのある声
「急げッ、急げってんだよ!!

デニム
「気づかれたのか?

デニム
「なぜ、ヴァイスがバクラム兵と
 いっしょにいるんだ…?
「まさかッ!?


◆ロンウェー公爵の最後

 古都ライムの朽ちた教会で、ロンウェー公爵は暗黒
騎士ランスロットと二人だけで戦乱の行く末をにらん
だ会見を行っていた。しかし、その密会の場をバクラ
ム軍が襲撃した。おのれの野心のために解放軍を裏切
ったヴァイスが公爵の前に現れた。


暗黒騎士ランスロット
「貴様らッ、誰の命令で
 動いているッ?

ロンウェー公爵
「白々しいことをッ!
 おまえの命令であろうがッ!!
「おのれ〜ッ、ランスロット!
 謀ったな〜ッ

暗黒騎士ランスロット
「くだらぬことを。
 私は知らぬッ!!

ロンウェー公爵
「助けに来てくれたのか、ヴァイス!

ヴァイス
「公爵様ッ! こちらへッ!!

ロンウェー公爵
「う、裏切るの…か…ヴァイス……?
 き、貴様ぁ…

ヴァイス
「…ケッ。
「次はおめーの番だ、ランスロット!
 死んでもらうぜッ!!

暗黒騎士ランスロット
「…過ぎた野心は身を滅ぼすぞ。

ヴァイス
「やかましいんだよッ!
 この状況がわかってんのか、タコ!
「やれッ!
 こいつを殺っちまえッ!!

ヴァイス
「な、なんだ!?
 

■古都ライム  暗紅のハイラム (テラーナイト)所属:バクラム・ヴァレリア国

暗黒騎士オズ
「貴様ら、どういうつもりだッ!?
 ええい、そこを退けッ!!

暗紅のハイラム
「おとなしくしていただきたい。
 異国から来た客人よ。

暗黒騎士オズマ
「誰の差し金かッ?
 まさかブランタ候ではあるまいなッ?

暗紅のハイラム
「関係のない客人たちが
 勝手なことをするからこうなるのだ。

暗黒騎士オズ
「なんだとッ、言わせておけばッ!

バクラム軍騎士
「そんなバカな!?
 やつらはどこから侵入したんだッ!?

デニム
「やはり、バクラム軍内で
 裏切りがあったらしいな。
 
バクラム軍騎士
「ま、待てッ!

暗紅のハイラム
「放っておけ!
 やつらの方が先だ!!

デニム
「雑魚にはかまうな!
 指揮官だけを狙うんだッ!!


暗紅のハイラム<死亡時>
「貴様らのような虫ケラに……

デニム
「公爵と暗黒騎士ランスロットを捜せ!


◆ヴァイスの命乞い

 ヴァイスとブランタの計略は失敗に終わった。解放
軍の指導者であるロンウェー公爵の暗殺は成功したも
のの、肝心の暗黒騎士ランスロットの暗殺には失敗し
たからである。襲撃の場で、逆に刃を突きつけられた
ヴァイスは命乞いを始めた…。



ヴァイス
「た、助けてくれッ!
 な、なんでもするから! 命だけは!

暗黒騎士オズ
「どうしますか、この小僧を?

ヴァイス
「た、頼むよ…。オレはブランタの野郎に
 そそのかされただけなんだ。
「あんたたちに刃向かうつもりは
 これっぽっちもねえ。
 た、頼むから助けてくれよ!

暗黒騎士ランスロット
「おまえには戦士としての
 誇りはないのか……?

ヴァイス
「へ、へへ、へへへへ。
 …あ、あんたの言いなりになるから。

暗黒騎士ランスロット
「…黙れ。

ヴァイス
「魔が差したんだよ。オレは
 あんたらを恨んじゃいないんだ。

暗黒騎士ランスロット
「黙れと言っている!

ヴァイス
「……。

暗黒騎士ランスロット
「おまえの願いどおり、見逃してやろう。

ヴァイス
「ほ、ホントかッ?

暗黒騎士ランスロット
「ただし、二度とその顔を私に見せるな!

ヴァイス
「あ、ありがとう。
 ほんとにありがとう!!

暗黒騎士ランスロット
「失せろッ!!


暗黒騎士ランスロット
「礼を言うぞ、オズ、オズマ。

暗黒騎士オズマ
「先ほど、フィダックから早馬が
 まいりまして。
「ハイム城に監禁していたプランシーが
 何者かの手によって連れ出されて
 しまったそうです。

暗黒騎士ランスロット
「なに!?
「連れ去った者の目星は?

暗黒騎士オズマ
「ヴァレリア解放戦線の手の者かと…。

暗黒騎士ランスロット
「プリンセスが見つかった以上、
 プランシーは用済みなのにな。
「とはいえ、外部にもれるのはまずい。
 …よし、
 その件は貴公ら姉弟に任そう。
「連中の息の根をとめろ。
 なんならプランシーを
 殺してもかまわん。

暗黒騎士オズマ
「ハッ。グラシャス家の名誉にかけて、
 必ずや任務を完遂いたしましょう。

暗黒騎士オズ
「ブランタ候はいかがされますか?

暗黒騎士ランスロット
「自分のしりぬぐいは
 自分でするだろうさ。
「しばらくの我慢だ。
 あとはアレさえ見つかれば……。

→Go to "Castle Armorica"
▲ GO TOP 

◆新たなる指導者

 ヴァイスの裏切りによって公爵を失ったウォルスタ
解放軍は内部崩壊の危機を迎えていた。ロンウェー公
爵という求心力を失ったことにより、脱落者が増加し
たためである。解放軍の指導層は公爵の後継者として
デニムを迎え入れることに…。


解放軍騎士
「…我々は無条件降伏いたします。
 そして、我々はあなたに従います。

解放軍魔術師
「その意志の無い者は、すでに
 この城から立ち去りました。

解放軍戦士
「あなたの望むように我々を
 お使いください。

解放軍騎士
「レオナール様も、万が一のときには
 こうするようにと申されておりました。

解放軍魔術師
「どうか、死んでいった者たちのためにも
 お願いいたします。

デニム
「以前、避難生活を強いられていた
 人々の前で僕は約束しました…。
「バクラムの司祭ブランタや
 ガルガスタン王国のバルバトス枢機卿、
 そしてロンウェー公爵。
「彼らは私欲のために民族紛争を利用し、
 このヴァレリアに戦乱を巻き起こした
 張本人達です。
「彼らは自分の欲望を実現するために
 何の罪もない人々を苦しめてきました。
「僕は彼らと同じ道を歩まない…。
「同じ道を歩むぐらいなら
 命を捨てると、約束したんです。
「あなた方にその覚悟がありますか?

解放軍戦士
「この城に残った者は皆、公爵のやり方に
 疑問を持っていた者たちです。
「皆が一様に覚悟しているとは
 申せませんが、あなたの言葉に
 従おうと努力する者たちです。

解放軍騎士
「どうか、我々をお導きください。

デニム
「わかりました。今日から
 あなた方と共に戦いましょう。


◆ミルディン達との再会

 古都ライムから生還したゼノビアの騎士ミルディン
とギルダス、占星術師ウォーレンに再会。ウォーレン
は怪我が酷く、まだ意識が戻らない状態だったが、ミ
ルディンとギルダスが仲間に加わった。


<A>カノープスがいる場合
<B>カノープスがいない場合

→Next map is "Fortress Bord"
▲ GO TOP 

■ボード砦  暗黒騎士オズ (テンプルコマンド)所属:暗黒騎士団ロスローリアン

暗黒騎士オズマ
「終わったようね、オズ。
 引きあげるわよ。

暗黒騎士オズ
「神父はどうしたんだい?

暗黒騎士オズマ
「たった今、連れていったわ。
 …おとなしくて助かるわ。

暗黒騎士オズ
「あんな状態だとは
 聞いていなかったからな。

暗黒騎士オズマ
「そうね。
 さ、長居は無用よ。

暗黒騎士オズ
「よし、最後の仕上げにとりかかるぞ。
 我々がここに来た痕跡を消すんだ。
「おまえらは、この砦に火を放て。
 念のために、ゲリラどもが
 死んでいることも確認しておけよ。

暗黒騎士
「あ、あいつらは!!

デニム
「どうして、ここに暗黒騎士団が!?

暗黒騎士オズ
「チッ、解放軍のやつらか!
 …やれやれ、仕事が増えちまったぜ。

暗黒騎士オズ<退却時>
「く……、オレとしたことが。


◆ヴァレリア解放戦線の最後

 ボード砦で待っていたのはヴァレリア解放戦線掃討
の命を受けた暗黒騎士オズマとオズの姉弟であった。
一人生き残ったリーダーのセリエから、父・プランシ
ー神父が健在であることを聞く。


<A>システィーナがいる場合
<B>システィーナがいない場合

→Next map is "Castle Fidach"
▲ GO TOP 

■フィダック城外 Which choose ?

フィダック城西
フィダック城南

◆フィダック城陥落

 態勢の整わないバクラム軍と暗黒騎士団を襲撃し、
見事、フィダック城を奪取することに成功した。
 そうした中、ロスローリアンの一員となったカチュ
アとデニムが対面する…。


暗黒騎士オズマ
「正面を突破されました!
 フィダックはもうだめです。

暗黒騎士バールゼフォン
「なんてことだッ!
 私がついていながらッ!!

暗黒騎士オズマ
「ここは我らにおまかせください。
 バールゼフォン様は一刻も早く城外へ!

暗黒騎士バールゼフォン
「ばかなッ! おめおめと
 逃げられるものかッ!!

暗黒騎士オズマ
「しかし、場外においでの団長には
 警護兵すらいないのですよッ!
「フィダック城のことよりも
 団長の身をお守りくださいッ!!

暗黒騎士バールゼフォン
「そうであった。
 団長を一人にはしておけぬ。
「それにあの娘も!!
「すまぬ、オズマ。
 ここは貴公に頼んだぞッ!

暗黒騎士オズマ
「ご安心を。

暗黒騎士バールゼフォン
「オズマ、死ぬなよ。

暗黒騎士オズマ
「あなたこそ。



■フィダック城城内  暗黒騎士オズ&オズマ (テンプルコマンド) 所属:暗黒騎士団ロスローリアン

デニム
「…もぬけのからか。
「…ん?

デニム
「姉さんッ!!
 どうして、ここにッ!?

カチュア
「助けに来てくれたのね。
 ありがとう、デニム!

デニム
「何をするんだッ!! 姉さんッ!

聞き覚えのある声
「ここにいたのか、カチュア。

デニム
「お、おまえは……!!!

暗黒騎士ランスロット
「ここは危険だ。撤退するぞ。
 こっちへ来るんだ。

暗黒騎士オズマ
「ここにおいででしたかッ!
 さあ、早く城外へ。

暗黒騎士ランスロット
「無事だったか、オズマ。

暗黒騎士オズマ
「城外でバールゼフォン様が
 お待ちのはずです。

暗黒騎士ランスロット
「うむ、わかった。
 貴公も、残った者を連れて脱出を。

デニム
「姉さんッ!

暗黒騎士オズマ
「ここは私におまかせください。
 プリンセスを連れて早く城外へッ!

暗黒騎士ランスロット
「貴公もあまり無茶をするなよ。
「さあ、行くぞ!


暗黒騎士オズマ
「ライムではずいぶんと
 ナメたマネをしてくれたわね。
「お礼をさせてもらおうか、坊や。


「小僧っ!
 貴様の相手はこの俺だっ!!

暗黒騎士オズ
「貴様のような小僧に手こずるとはな。
 しかし、それもこれで終わりだッ!!


<A>オズが先に死亡した場合
<B>オズマが先に死亡した場合

デニム
「姉さん、どうして……?

→And…
▲ GO TOP 

 ◆ヴァイスの最期
 暗黒騎士ランスロットの暗殺に失敗したヴァイスは
司祭ブランタを頼りにハイムへ逃げた。しかし、ブラ
ンタは暗黒騎士団との関係がこじれることを恐れ、す
べての責任をヴァイスに押しつけることを決めた。翌
朝、ヴァイスの処刑が実行される…。


神父
「…汝の罪は死によって償われ、
 汝の魂を浄化する。

ヴァイス
「やめろーッ! オレを放せーッ!
 頼むーッ、殺さないでくれーッ!!

神父
「祈りなさい。
 そして神の前にひざまずくのです。

ヴァイス
「ふざけるなーッ! どうして、
 オレが処刑されなきゃいけないんだッ!

神父
「大いなる父フィラーハよ。
 この者の罪を許したまえ。

ヴァイス
「頼むよ…、やめてくれーッ!!
 司祭様を呼んでくれーッ!
「オレはあの人に…、あの人の命令に
 従っただけなんだーッ!
「いやだーッ!、死にたくないーッ!
 やめてくれーッ!

「助けてくれッ、デニムッ!!


ヴァイスが処刑されたことを聞いたのは、
それから2日後のことだった…

Next chapter is Final chapter

"手をとりあって"

 TOPタクティクスオウガデータベースScript > Chapter 3 Cルート(後半)▲ A Side(前半)へ戻る ▲ GO TOP 
End of Chapter 3