Chapter 2 誰も僕を責めることはできない(A Side) 
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Chapter-2


 誰も僕を責めることはできない 
A Side




バルマムッサの虐殺から3週間…。
ロンウェー公爵の『思惑』どおり、『復讐』に燃えるウォルスタ解放軍の志気は高まり
ガルガスタンから各地を解放することに成功した。
しかし、その惨劇は全ウォルスタ人の結束を頑強なものとするには十分であったが、
ガルガスタン陣営内の反バルバトス枢機卿派の決起を促すまでにはいたらなかった。
地下に潜ったヴァイスらが虐殺の真相をガルガスタン内に広く流布していたためである。
この結果、公爵の目論見に反してガルガスタン陣営の結束は日増しに高まり、
バーナム山脈を挟んで膠着状態が続いていた・・・。
自軍に虐殺の真相が伝わることを恐れた公爵は、枢機卿の本拠地・コリタニ城の
早期攻略を目指し、無謀ともいえる強行作戦を決行しようとしていた。
側面からの撹乱を命ぜられたデニムは廃虚と化したバルマムッサに上陸する…。

<This Side MAP>

バルマムッサの町ゾード湿原港町アシュトンクァトリガ砦タインマウスの丘アルモリカ城

<B Side>
ゴルボルザ平原→古都ライム→アルモリカ城

◆バルマムッサ上陸作戦

 バルマムッサの虐殺から3週間後…。戦力的に劣っ
ているウォルスタ解放軍のロンウェー公爵は、敵の戦
力を分散させるための作戦を提案した。
 戦力の分散と経済封鎖を狙ったこの作戦のカギを握
っているのはデニムであった。

デニム
「姉さん、うまく侵入できたみたいだ。
 まだ誰も気づいていないよ。

カチュア
「…そうね。町に駐留している
 ガルガスタン兵も少ないようだわ。
「これなら、たいした被害を出さずに
 任務を遂行できそうね。
 …よかったわ。



騎士レオナール
『なんと、この数で決戦を挑まれると
 おっしゃるのかッ!?

ロンウェー公爵
『そう、声を荒立てるな。

騎士レオナール
『よいですか、公爵。たしかに以前より
 我が軍の兵士は増えています。
『しかし、ガルガスタン陣営の反対派を
 蜂起させることができなかった以上、
 数の上で負けているのは我らですぞ。

ロンウェー公爵
『わかっておる。
 貴公に言われんでもわかっておるわ。

騎士レオナール
『ならば、今一度お考え直しを。

ロンウェー公爵
『まあ、私の策を聞け。
 そのうえで好きに反論すればよい。
『まず、一個小隊をコリタニ城の南西の町
 バルマムッサに派遣する。町の占拠後、
 ゾード湿原まで進軍する。

騎士レオナール
『側面から敵を攪乱しようとでも?
 ひっかかるとは思えませんが…。

ロンウェー公爵
『いいから、黙って聞け!
 小隊の指揮は英雄殿にとってもらう。
『同時に、上陸したのは小隊ではなく
 戦力の大半だとウワサを流す。
『そのウワサがやつらを惑わすはずだ。
 我々がアルモリカから来るのか、
 それともバルマムッサからなのか、と。

カチュア
『彼らはそのウワサを
 信じるでしょうか?

ロンウェー公爵
『信じさせるために、貴公らゴリアテの
 英雄殿に出向いてもらうのだよ。
『英雄殿が率いているのだ。バルバトスも
 それが小隊とは思うまいよ。
 少なくとも惑わせるには十分だ。
『しかし、賢明なバルバトスのことだ。
 ウワサを真に受け全戦力をバルマムッサ
 へ向けることはないはずだ。
『戦力を二分し片方をスウォンジーの森に
 もう一方をゾード湿原へ派遣すること
 だろう。戦力ではやつらの方が上。
『二分したとて、勝てると踏むであろう。
 しかし、戦力が二分されれば
 我らにも勝てる望みは出てくる。

騎士レオナール
『それほどうまくいきましょうか?
 万が一、二分されないときは…。

ロンウェー公爵
『二分させればよいのだ。
 私の策にはまだ続きがあるのだよ。
『バルマムッサに上陸した英雄殿は
 コリタニ城に攻め込むと見せかけて
『コリタニ城の西の港町アシュトンを
 占拠するのだ。戦力がコリタニ城に
 集結している今なら容易に落とせよう。

騎士レオナール
『そうか、バルマムッサとアシュトンを
 落とせば海への出口がなくなる…。

カチュア
『…?

騎士レオナール
『我々ヴァレリアの民にとって海洋貿易は
 なくてはならない生活の術だ。
『それはガルガスタンも同じ、まして
 コリタニは内陸の居城。港を占領される
 ことは生命線を絶たれるに等しい。
『ウワサを信じる信じないに関わらず
 戦力を二分せざるをえないのだよ、
 ガルガスタンは。

ロンウェー公爵
『万が一、戦力の分散に失敗しても、
 経済封鎖による弱体化をはかれるのだ。

デニム
『オトリとなった僕らは
 どうなりましょう?

ロンウェー公爵
『かなわぬと判断したならば、
 速やかに撤退するがよい。

騎士レオナール
『ガルガスタンの出方を見きわめてからの
 決戦となりますな…。

ロンウェー公爵
『案ずるな、レオナール。
 策は完璧だ…。

騎士レオナール
『…御意にござります。


■バルマムッサの町 リーダーなし 所属:ガルガスタン 王国

デニム
「進めーッ!
 ガルガスタン兵を皆殺しにするんだ!」


デニム
「よし、このままゾード湿原まで
 進軍するぞッ!

→Next map is "Zord Marshland"
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■ゾード湿原 青炎のガルバ(ウィザー ド) 所属:ガルガスタン王国

青炎のガルバ
「なんと、おまえはゴリアテの
 デニムか!?
「やはり、バルマムッサに上陸した
 解放軍めが本隊だというウワサは
 本当だったのか!

青炎のガルバ
「よいか、猊下にこの状況を
 急ぎ伝えるのじゃッ! 行けッ!
「皆の者、この戦いにガルガスタンの
 未来がかかっていると思えッ!
「ここで、あやつらをなんとしてでも
 くい止めて、少しでも時間を
 稼ぐのじゃッ! まいるぞッ!


青炎のガルバ<死亡時>
「猊下…、あとは頼みましたぞ…。

デニム
「よし、港町アシュトンへ向かうぞ!
 遅れるなッ!!

→Next map is "Port Town Ashton"
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■港町アシュトン 鎮魂のナディア ( クレリック) 所属:ガルガスタン王国

鎮魂のナディア
「ウォルスタめ、この町が狙いかッ!
 しかし、思いどおりにはさせぬ。
「目的のためには同胞をも犠牲にする
 貴様らのようなオウガどもに、我ら
 ガルガスタンが負けるわけにはいかぬ!

鎮魂のナディア<死亡時>
「神よ…、あの者らをお許しになるのか?
 彼らを罰し、我らに救いを……。


◆アルモリカ城

ロンウェー公爵
「では翌朝、日が昇ると共に進撃するよう
 伝えるのだ。わかったな。

伝令
「ハッ。

騎士レオナール
「お待ちください、公爵様。
 まだ、早すぎますぞ!

ロンウェー公爵
「何故だ? バルマムッサが落ちたことは
 知っていよう。作戦どおりではないか。

騎士レオナール
「ガルガスタン軍が二手に分かれたか
 どうかはまだ確認がとれておりません。

ロンウェー公爵
「今頃、デニムが
 アシュトンを落としているはずだ。
「すべて、私の作戦どおりに進んでいる
 ではないかッ。何を心配しておるのだ?
 大丈夫だ、天は私に味方している。

騎士レオナール
「…アシュトンの件についても
 未だ連絡がないではありませんか。
「この戦いが我ら解放軍の、
 我らウォルスタの未来を決めるのです。
 焦りは禁物ですぞッ。

ロンウェー公爵
「私が焦っているとでも言うのかッ!
 口が過ぎるぞ、レオナール。

伝令
「…どういたしましょうか?

ロンウェー公爵
「かまわん、行け。
 行って、我が命を伝えよッ!

伝令
「ハッ。

騎士レオナール
「公爵様ッ!

ロンウェー公爵
「うるさいと申しておるッ!
 貴公も早く出発せんかッ!

騎士レオナール
「………。


■港町アシュトン アロセール(アーチャー) 所属:ネ オ・ウォルスタ解放同盟

アロセール
「おまえがデニムだなッ!
 ずいぶん捜したぞ。その首をもらおう!

デニム
「やれるモンならやってみるがいい!
 策にはまった愚かなガルガスタン兵よ!

アロセ−ル
「私はガルガスタン兵ではないッ。
 バルマムッサでの礼をさせてもらうッ!

デニム
「バルマムッサの生き残りか!
 では、ウォルスタ人なのか…!?

アロセ−ル
「血に染まりし悪の英雄よ、
 兄の仇を討たせてもらうッ!!


アロセール<AT>
「兄さんは足を怪我して、歩くことすら
 できなかったのに…。


デニム<AT>
「ウォルスタ人同士が戦って何になるッ!
 敵に荷担するようなマネをッ!!

アロセ−ル
「シラをきるつもりかッ! おまえが
 虐殺に関わっていたことを知っている!

デニム
「事実を知っているなら話が早い。
 僕らはああするより手がなかった。
「あのまま戦っていてもガルガスタンに
 負けるだけだった。ウォルスタの結束を
 高めるにはあの方法しかなかったんだ!

アロセ−ル
「自分の犯した罪を正当化するつもりね。
 でも、私はそんなことを認めない!
「おまえがやったことはガルガスタンや
 バクラムが行ってきたことと何ら
 違いがない。そう思わないかッ!
「所詮、この戦争は貪欲な貴族どもが
 権力を奪取せんがために起こしたもの。
 そこには民の意志など何もないッ!

デニム
「僕は権力を欲しいと思ったことはない。
 ただウォルスタの未来を思えばこそ!

アロセ−ル
「民の意志を無視し、民を犠牲にして
 何が真の革命だッ!
「民族対立をあおり、あたかもそれが
 原因のように民を洗脳したのは
 誰だと思う。やつら、貴族どもだ。
「今、我々に必要なのは貴族による
 支配ではない。民が自分たちで未来を
 決めることのできる社会だッ! 
「おまえのように人としての誇りを捨て、
 貴族にへつらう犬に生きる資格など
 あるものかッ! 地獄へ堕ちろッ!

デニム
「何を話しても無駄か…。しかたない。
 僕らもここで死ぬわけにはいかない。


アロセ−ル<退却時>
「く…、退却だ、退却するぞッ!
「どうせ、おまえたちは死ぬんだ。
 私が手を下さずともなッ。

デニム
「負け惜しみをッ! 枢機卿を倒した後は
 おまえたちゲリラが相手だッ。

アロセ−ル
「次だと? アハハハ、次があるとでも?
 スウォンジーで公爵は負けたのだぞ!

デニム
「!?
 ば、ばかなッ、デタラメだッ!

アロセ−ル
「知らなかったのか? 両軍共に甚大な
 被害を出し、僅差で負けたんだ。
「どちらにしても、おまえたち解放軍は
 もう終わりさ。これからは私たちが
 民を動かしてみせるッ!

◆アルモリカへの帰還

 作戦どおり、バルマムッサ、アシュトンの二つの港
町を占拠したが、ネオ・ウォルスタ解放同盟に所属す
るアロセールから解放軍がスウォンジーの森で敗北し
たことを聞く。事実を確認するため、アルモリカ城へ
戻ることを決意する。

デニム
「姉さん、この船を使って
 急いでアルモリカ城へ戻ろう。
「あの女の話が本当だとするなら
 陸路を進むのは危険すぎるからね。
 用心に越したことはない。

カチュア
「…ねぇ、
 この島を離れましょう、ね?

デニム
「何を言ってるんだ、姉さん。
 そんなことできるわけないじゃないか!

カチュア
「彼女の話が本当なら、私たちは
 もうおしまいよ。捕まれば殺されるわ。

デニム
「それを確かめるためにはアルモリカへ
 戻らなきゃ。ね、そうだろう?

カチュア
「私はあなたを失いたくないのよ!
 …わからないの、私の気持ちが?
「たった二人の姉弟なのよ…。
 ときどき夢を見るのよ。あなたが
 いなくて、ひとりになってしまう夢を。

デニム
「姉さん、それは夢だよ。僕は姉さんの
 そばから離れたりはしない、絶対に。

カチュア
「私は恐いの…。ひとりになりたくない。
 ひとりでは生きていけないわ…。

デニム
「姉さん、大丈夫だよ。公爵様が
 負けるはずがないじゃないか。
「戻ってみればすべてがわかるさ。
 …もし、城が落ちていたなら、
 その時はこの島を離れよう。

カチュア
「…本当ね。約束よ。
 私をひとりにしないでね。

→Next map is "Fortress Quadriga"
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■クァドリガ砦 海賊ダッザ(バーサー カー) 所属:海賊

海賊ダッザ
「てめぇら、何モンだッ!?
 ここへナニしに来やがったッ!!
「ははぁん…、こいつを横取りしようって
 魂胆だな。そうはさせんぞ!
「こいつにかけられた5000ゴートの
 賞金はオレ様のモンだ。
 てめぇらに渡しゃしねぇぞッ!
「いいか、ヤローども。
 こいつらを皆殺しにしろッ!
 一人残らず片づけるんだッ!!


ザパン<死亡時>
「畜生ッ! なんてこったい。
 こんなところで……。


海賊ダッザ<死亡時>
「…くそったれめッ!
 オレ様としたことが…ドジッた…ぜ。

ザパン
「た、助かった…。
 ありがとうよ、おめぇたちのおかげだ。

デニム
「何者だ? 5000ゴートの賞金首とか
 言われていたけど…?

ザパン
「犯罪者ってわけじゃねぇぞ。
 おめぇと同じウォルスタ人さ。
「解放軍に傭兵として雇われていたんだ。
 派手にやりすぎてな、ガルガスタンに
 賞金をかけられたってわけだ。
「でも、雇い主がスウォンジーで
 死んじまってなぁ…。
 まだ、金をもらってねぇんだ。

デニム
「なんだって、やっぱりスウォンジーで
 敗れたってのは本当なのかッ!

ザパン
「なんだ、おめぇらはアルモリカへ
 引き返す途中じゃなかったのかい?
「まあ、被害が大きかったのは事実だが
 それはお互い様だし、なによりも
 公爵が死んじまったわけじゃねぇ。
「どっちにしたって、いったん
 アルモリカへ戻って公爵から約束の金を
 ふんだくらねぇとな。
「おめぇらも戻るんだろ? どうだい、
 アルモリカまでの道中、このオレを
 雇わねぇか? 500にしておくぜ。

<選択1>…いいだろう。
<選択2>悪いけど、遠慮してお くよ。

ザパン<死亡時>
「畜生ッ! なんてこったい。こんなところで………。

→Next map is Tynemouth Hills"
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■タインマウスの丘 深森のウィノア  (アーチャー) 所属:ガルガスタン王国

深森のウィノア
「む…、解放軍に見つかってしまうとは。
 戦闘を避けたかったがしかたない。
「少年よ、悪いがここで死んでもらおう。
 我々の存在を報告させるわけには
 いかんのだ。さあ、いくぞッ!!


深森のウィノア<死亡時>
「く…、まだこれだけの力が
 解放軍に残っているとは…。

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◆崩壊の兆し

 打倒ガルガスタンを果たすため、暗黒騎士団ロスロ
ーリアンとの結託を主張するロンウェー公爵に対し、
騎士レオナールは解放軍だけでの決着を主張。公爵の
怒りを買ったレオナールは放逐されてしまう。一方、
デニムはフィダック城へ行くことに。


ロンウェー公爵
「よく、戻ってきてくれた。英雄殿が
 無事なら解放軍も大丈夫というもの。

カチュア
「…これから、どうなさるつもりですか?
 戦いに敗れた今となっては…。

ロンウェー公爵
「まだ、負けたわけではないッ。
 スウォンジーでは引き分けたのだ!
「態勢を立て直し、今一度、
 大軍を率いてコリタニ城を攻めれば
 済むことだ。

騎士レオナール
「大軍を率いてですと!
 どこにそのような兵士がおると?

ロンウェー公爵
「…では、どうしろというのだ?
 貴公に何か策でもあるのか、ン?

騎士レオナール
「…たしかに、スウォンジーでの被害は
 どちらも同じでありましょう。
「しかし、ガルガスタンには、英雄殿が
 引きつけていた手つかずの戦力が
 温存されているのですぞ。
「まして、我が軍ではバルマムッサ以降、
 軍を抜ける者が後を絶ちませぬ。
 兵士がいなければ戦えるはずもない。

ロンウェー公爵
「貴公はこの期に及んで泣き言を
 いうのか。ええい、情けないヤツめ。

騎士レオナール
「泣き言ではございませぬ。私はただ
 事実を客観的に申したまでのこと。
「枢機卿を倒そうと言うのは簡単ですが
 具体的な策を講じないかぎり、
 我々に未来などありませぬぞ。

ロンウェー公爵
「こ、この私が口先だけだとでも
 申すのかッ!? き、貴公は!!

デニム
「おやめくださいッ。今はお二人が
 争っている場合ではないはず。

ロンウェー公爵
「…ロスローリアンに援軍を願う。

騎士レオナール
「なんですと! 本気でございますか?
 援軍など正気の沙汰とは思えませぬ!

ロンウェー公爵
「私は決めたのだ。バルバトスめを
 倒すにはそれしかない。

騎士レオナール
「援軍を願うということは
 その軍門にくだるということ…。
「それでは我らウォルスタはまたもや
 バクラム人の支配下におかれると
 いうことではございませんか。
「私は賛同いたしかねますッ。
 これが知れれば、解放軍を離れる
 兵士が増加するだけ。
「まして、民による自治権を求める
 ネオ・ウォルスタ解放同盟なる輩が
 勢いづくだけではありませんかッ!

ロンウェー公爵
「ならば、貴公ならどうする!
 …もう、よい。貴公には頼まぬわ。

ロンウェー公爵
「英雄殿ならおわかりいただけよう。
 大事の前だ、己を欺くことも必要だ。

デニム
「………。

ロンウェー公爵
「フィダック城へ向かってくれぬか?
 私の書簡をタルタロス卿に届けるのだ。

騎士レオナール
「公爵様ッ! 何卒、お考え直しをッ!

ロンウェー公爵
「うるさいッ!この小心者め。
 この部屋から出て行けッ!

ロンウェー公爵
「英雄殿のはたらき如何でウォルスタの
 未来は決まるのだ。行ってくれるな?

デニム
「仰せのままに…。

<ザパンが仲間にいる場合>

→Next map is "Gorbolza Plain"
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