64 Script "Chapter 3" 
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エウロペアがいる場合
マグナス
「貴様がオディロン様を…
 神官戦士を陥れたのか?

東部将軍ケリコフ
「………。

マグナス
「答えろッ!

東部将軍ケリコフ
「そ、そうだ、俺がやった。
 魔界の果実を使ったんだ。
「言う通りにすれば、
 東方教会が私のものになると
 言われて…
「…な、何も知らなかった!
 ホントに知らなかったんだ!
 あんな事になるなんて。

東部将軍ケリコフ
「俺はアムリウス皇子の指示に
 従っただけなんだ…
「助けてくれッ!
 何でもするから命だけは…

マグナス
「………。

東部将軍ケリコフ
「そ、そうだッ!!
 ローディスの目的を教えよう!
「究極の力だ! 究極の力が目的だ!
 奴らはバーサ神殿へ行き、
 究極の力を手にするつもりだ。
「中央も同じものを狙っていたが、
 奴らに気付かれて失敗したんだ。
「これでいいだろう?
 …なッ、なッ? 命だけは……

落ち着いた老人の声
「教えたのか?
 …バーサ神殿の場所を。

祭主オディロン
「何ということを…。

星辰の騎士エウロペア
「オディロン様!

星辰の騎士エウロペア
「ご無事でしたかオディロン様。
 …良かった。

祭主オディロン
「うむ…、お主も無事のようだな、
 エウロペアよ。
「…だが安心している場合ではない。
 南へ急ぐのだ。奴らをバーサ神殿に
 近寄らせてはならん。

マグナス
「…究極の力とは伝説上の
 ものではないのですか?

祭主オディロン
「…お主は?

マグナス
「革命軍、蒼天騎士団、
 マグナス。
「東方教会の異変を知り、
 ここ迄来ました。
 …お教え下さい。
「究極の力とは、開闢王が
 手にした力とは、実在の
 ものなのですか?

星辰の騎士エウロペア
「お教え下さい、オディロン様!
 彼等は信頼に足る者達です。

祭主オディロン
「…思い出したぞ。
 アンキセスの息子だな。
「この状況では仕方あるまい
 究極の力とは伝説であり、
 …真実だ。
「開闢王だけではない。
 …バーサ様に愛されし古の王
 …そしてダニカの騎士も、
「彼等は皆、
 力を手にした者達なのだ。
「手にした力の強大さ故、
 伝説として扱われ、真偽も
 隠されて来た。

祭主オディロン
「しかし力を手に出来るのは
 “契約の子”だけ…
「生を受ける前に、神と契約を
 交わした“契約の子”だけが
 その力を得られる筈。
「アムリウス皇子か?
 あの者が“契約の子”…。

マグナス
「…究極の力が本当にある。
 ローディスを止めなくては、
「奴らの思い通りにはさせない!
 …封印を守らなくてはッ!

星辰の騎士エウロペア
「私の命は彼等に救われました。
 私も彼等と共に行きます。
「勝手なのは承知の上です。
 …お許し下さいオディロン様。

祭主オディロン
「…分かっている。
 今がお前の旅立つ時だ。
「お前は世界を変えるべく、
 戦いに身を投じる者。
 …星がそう告げておる。
「行きなさいエウロペア、
 自分の運命を知りなさい。


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