64 Script "Prologue" 
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『南部城アッカ』

各地の士官学校を卒業し、南部軍へ配属された
士官候補生達はアッカ城へと集まっていた。
南部地域を治める将軍ゴデスラスは、新兵達を前
に南部の厳しさを語る。



南部 アッカ城
新兵配属式

南部将軍ゴデスラス
「新人諸君!!
 ようこそ、我が南部軍へ。
「分かっているとは思うが、
 南部地域は国中で最も地味で、
 荒々しい場所だ。

南部将軍ゴデスラス
「この中に、中央の士官学校を
 出たものもいるようだが…
「何を好き好んで
 こんな場所に来たのか、
 ワシには、全く分からん。
「ここなら楽できるとでも
 思ったか?
「そんなボウヤは、
 早々に立ち去る事を
 薦めるゾ。

南部将軍ゴデスラス
「特別扱いはせん。
 ここでは実力が全てだッ!
「それだけは覚えておけ。

南部将軍ゴデスラス
「以上、
 言いたい事はそれだけだ。
「では、早速演習に出てもらおう。
 アリオーシュッ、
 …後のことは頼んだゾ。

騎士アリオーシュ
「演習を始める前に、
 まずは部隊編制を行う。
「次に呼ばれる者が部隊長候補だ。
 モナイル、マグナス、
 ディオメデス、ミヌタール…
 レイア、アレックス。
 …お前達は広間で控えていろ。

騎士アリオーシュ
「順次、担当上官との面談を
 行う事となる。
「その者の指示に従い、
 いち早く戦力となる事を
 期待しているぞ。
「以上!
 質問は受け付けない。
 …分かったな?

騎士アリオーシュ
「…分かったら、
 さっさと行け!



『ヒューゴーとの出会い』

 部隊長候補に指名され、担当上官の待つ部屋へ
と通されたマグナス。
そこで待っていたのは、教育係を自称する白髪の
老軍師、ヒューゴー・ミラーであった。



白髪の老人
「…入りなさい。

マグナス
「マグナス・ガラント
 参りました。

白髪の老人
「ふむ、来たな…

白髪の老人
「お前がマグナスか…
 んん〜なるほどな。

マグナス
「……???

軍師ヒューゴー
「私はお前の教育係…
 ヒューゴー・ミラーじゃ。

軍師ヒューゴー
「中央の名門、王立イシュカ士官学校
 …しかも上級士官過程を卒業か。
「優等生でも初めての事は不安か?
 心配いらん、私が教えてやる。
 …すぐに慣れるよ。

軍師ヒューゴー
「もういいぞ、下がれ。
 …次は演習を行う。
「準備を調えてテニー平原へ
 向かえ。皆が集まり次第、
 始めるからな。

マグナス
「こんな簡単なもので
 よいのですか?

軍師ヒューゴー
「歳をとるとな、顔を見ただけで
 色々と分かるもんなんじゃ。
「力では若者にはかなわないが、
 その分、我々には知恵と経験が
 あるからな。
「それに…
 お前の事だけは前々から知って
 おるしのぉ…。

軍師ヒューゴー
「ほれ、次の奴が来た。
 下がれ下がれ。
「お前は演習の準備を
 していろ。
 …良いな?

南部軍新兵
「ディオメデス・ラング
 参りましたッ!

軍師ヒューゴー
「お前がディオメデスか。
 ……う〜む。

ディオメデス
「何だよアンタはッ!?
 引退間近のジジィが何で…
「……まさか…
 アンタが上官なのかッ!?


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