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第24話 『伝説の語り部』



『露呈』

 バーサ神殿の場所を問うアムリウス皇子と、協
力を拒否するケリコフ将軍の前に姿を現す冥煌騎
士プルフラス。冥煌騎士と通じていたケリコフ将
軍だが、プルフラスの冷たい対応に初めて自分が
利用されていた事に気付く。



東部教会 セレセス

皇子アムリウス
「まもなく革命軍の奴等が来る。
 …さぁ、言え!
「バーサ神殿は何処にある!?
 聞き出したのであろう?
 …究極の力は何処にある!

東部将軍ケリコフ
「確かに聞き出す事には
 成功しましたが…。
「貴方様には、
 お教えできませんなぁ。

皇子アムリウス
「何だとッ! 誰のおかげで
 今の地位にいると思っている!

「確かに皇子のおかげだ。
 感謝の心を忘れるな、
 …ケリコフ?

皇子アムリウス
「プ…、プルフラス!!
 …冥煌騎士が何故ここに?

皇子アムリウス
「まさか…
 ケリコフッ!!

冥煌騎士プルフラス
「お前達の企みなど、
 とうの昔に知っておる。
「我々を出し抜こうとは、
 良い度胸だな、
 …アムリウス皇子?

皇子アムリウス
「……クッ…

冥煌騎士プルフラス
「究極の力は我々が頂く。
 残念だったな。
「ケリコフッ!
 …後は任せたぞ。

東部将軍ケリコフ
「お、お待ち下さいプルフラス殿!
 私に何をしろと…

冥煌騎士プルフラス
「革命軍が迫っているであろう?
 お前はそれを食い止めろ。
「…止める事が出来ぬなら
 時間稼ぎでも良いぞ。
 それならお前にでも出来るな?

東部将軍ケリコフ
「…きょ、協力者である私を見殺し
 にすると言うのですか?

冥煌騎士プルフラス
「協力者だと?
 それはお前の思い込みだ。
「我々と対等な立場にいるとでも
 思っていたのか? …だから
 お前達は無能だと言うのだ。
「我々が導かねば何も出来ぬ
 この国の連中など、いちいち
 相手にしていられるか。



『伝説の語り部』

 東方教会の祭主となった者にしか明かされる事
の無い、バーサ神殿に伝わる真実。ローディスが
南へ向かったという情報を察知した蒼天騎士団は、
真実を知る前祭主オディロンの救出を急ぐ。



エウロペアがいる場合
軍師ヒューゴー
「中央軍の目的は、我々と東方教会の
 接触を阻む事ではない様じゃ。
「どうやら“究極の力”というものを
 手にするのが目的かと…。

マグナス
「究極の力とは何だ?
 …貴方は何か知っているのか?

星辰の騎士エウロペア
「バーサ神の祝福を受けた開闢王が
 手にした強大な力…。
「私が知るのは伝説の一節にその名が
 記されている事くらいです。
 …それ以上は何も。
「…ただ、私達神官戦士の本来の
 務めが究極の力を守る事であったと
 聞いています。

マグナス
「そんなものが実在するとでも
 いうのか?

星辰の騎士エウロペア
「分かりません。
 ただの伝説なのか…
「それとも真実なのか?
 全てを知るのは、祭主だけ
 なのです。

軍師ヒューゴー
「王や中央はその存在を知っていた筈。
 何故、今迄黙っていたんじゃ?

星辰の騎士エウロペア
「自らが手にした力の強大さに
 恐怖した開闢王は…
「その力を、バーサ神殿と共に
 封印したと言われています。
「…恐れていたのでしょう。
 伝説の王でさえ手放した程の
 力の強大さを。

伝令兵
「失礼します!

伝令兵
「光焔十字軍と思われる一団が、
 教会を出て南へ向かいました。

マグナス
「ローディスが?
 …中央軍ではなかったのか?

星辰の騎士エウロペア
「………!!
 ……南へ…!?

軍師ヒューゴー
「どうしましたエウロペア殿?
 …まさかバーサ神殿が?

星辰の騎士エウロペア
「…分かりません。
「しかし、バーサ神殿は、
 南のトレモス山脈にあると
 言われています。

マグナス
「何かしらの情報を、
 手にしたのは確かだな。
「教会の解放を…
 オディロン様の救出を急ごう。

軍師ヒューゴー
「…うむ。
 では状況を説明するぞ。


エウロペアがいない場合
軍師ヒューゴー
「中央軍の目的は、我々と東方教会の
 接触を阻む事ではない様じゃ。
「どうやら“究極の力”というものを
 手にするのが目的かと…。

マグナス
「究極の力とは何の事だ?

軍師ヒューゴー
「バーサ神の祝福を受けた開闢王が
 手にした強大な力…。
「私が知るのは、伝説の一節にその
 名が記されている事くらいじゃ。

マグナス
「そんなものが実在するとでも
 いうのか?

軍師ヒューゴー
「私には分からんが、
 バーサ神に関係する事ゆえ、
「東方教会の祭主なら、
 何か知っているかもしれんな。

マグナス
「真相は全て東方教会にある
 という事か…

伝令兵
「失礼します!

伝令兵
「光焔十字軍と思われる一団が、
 教会を出て南へ向かいました。

マグナス
「ローディスが?
 …中央軍ではなかったのか?

軍師ヒューゴー
「……南へ…?
「バーサ神はトレモス山脈から
 天界へ帰ったとされているが、
 それと何か関係が…?

マグナス
「何かしらの情報を、
 手にしたのは確かだな。
「教会の解放を…
 オディロン様の救出を急ごう。

軍師ヒューゴー
「…うむ。
 では状況を説明するぞ。


それでは説明を始めるぞ。

今回は、北西に位置する『ルブヌイの町』を
本拠地として行動することになる。

目標となるのは、本拠地から東に向かって
約1日の距離にある『東方教会セレセス』じゃ

この教会を解放し、
前祭主オディロン殿を救出することが、
今作戦の目的となる。

本拠地からそのまま東に向かえば、
短時間で目的地点に到達出来そうじゃが…

このルートに、何らかの罠が仕掛けられた
との情報が入っておる。進軍ルートの決定は、
慎重に行った方が良いじゃろうな。


軍師ヒューゴー
「以上のような状況となっておる。
 一筋縄ではいかないようじゃな。



<ネジン>
若い女性
「パラティヌスの第一皇子である
 アムリウス様…。
「あの御方が、東方教会へいらして
 いるという話を聞きました。
 一体、何の御用でこの地まで…?

<教示の地カラトン>
シスター
「ようこそ東方教会へ。
 入信希望の方ですか?
「生命の喜び、
 豊穣の美しさ、
 そして…死からの再帰。
「バーサ様の教えを実践する為、
 我々は日々、祭主様に
 導いて頂いているのです。
「さぁ、貴方達も祈りましょう。

<ピニュグ>
少女
「私たちから、
 これ以上何を奪うというの?
「ローディスも…貴方たちも…
 この東方に、何の用があるの?
 何の目的があるの!?
「…出ていってよ。
 もうこれ以上、聖地を穢さないで!!

<バナバラ>
酒場の親父
「このまえ東部将軍に就任した
 ケリコフっているだろ。
「アイツが来てからなんだよ、
 東方教会がおかしくなっち
 まったのは…。
「中央のヤツら、
 何か企んでるんじゃねぇか?

<カラの町>
年輩の女性
「オディロン様…
 今となっては元祭主ですが…。
「…あの方が魔界の力に手を出すなど
 考えられない話です。きっと何か、
 罠にはめられたに違いありません。

<荒村コトラス>
年輩の男性
「もう十年以上も前、パラティヌスが
 ローディスに従属した時だ。
「ヤツら、オレ達にローディス教を
 押しつけてきやがった。…改宗と
 いう名目の戦争だから当然だな。
「だが、ここはバーサ様の聖地。
 たとえ国は奪えても、
 オレ達の心は奪えやしない。
「…なんの用だか知らないが、
 ローディスのヤツら、
 また来てるらしいじゃねぇか。
「オレ達の信仰ってのを見せてやるぜ。

<教示の地ボリスク>
シスター
「東方教会セレセスは、伝説に在る
 バーサ神殿を守っているのです。
「バーサ神殿が一体どこに在るのか?
 それは、祭主さましか知りません。
 しかし我々はここに居ることで、
「山脈から下りるバーサ様の吐息を、
 厳しい自然に実るバーサ様の恵みを
 感じながら暮らしているのです。


<東方教会セレセス・ボス戦>
皇子アムリウス
「利用するだけ利用して、
 用が無くなったら切り捨てる…
「…無様だなケリコフ。
 奴らに躍らされていた俺も無様だが、
 お前は捨て駒だったというわけだ。

東部将軍ケリコフ
「…二度と裏切るような事は
 いたしません。
「アムリウス皇子…!
 どうか私をお助け下さい。
 どうか私を……

皇子アムリウス
「ローディスの奴らに捨てられたら、
 今度は俺にすがるのか?
「さっき迄の態度はどうした?
 どこまでも情けない奴めッ!
 次は革命軍にでもすがっている!

東部将軍ケリコフ
「何故こうも上手く行かない?
 …いや?
「神官戦士共をハメる迄は… 
 オディロンを追い出す迄は、
 上手く行っていた!


東部軍騎士
「ケリコフ将軍!
 大変でございます!!
「革命軍と思われる一団が、
 教会内に進入してきました。

東部将軍ケリコフ
「クソッ! こうなったのも
 全部奴等のせいだッ!
「奴等さえ現れなければ、
 こんな事にはぁッ!!!

エウロペアがいるユニットの場合

東部将軍ケリコフ
「なッ…、なんだ!!
 エウロペアではないか!
「オディロンと共謀し、
 部下に悪魔の力を憑依させた
 異端のお前が、
「こんなところへ、
 のこのこと現れるとはな…。

星辰の騎士エウロペア
「ケリコフ殿、
 お訊ねしたいことがある。
「邪な儀式によって魔を呼び出し、
 オディロン様と我等神官戦士に
 全ての罪を被せたのは、
「他でもない貴殿ではないかという
 噂を耳にしたのだが…
 それは真実か?

東部将軍ケリコフ
「はて? 何の事かな〜??

星辰の騎士エウロペア
「ケリコフッ!
 オディロン様は何処だ!!
「神をも恐れぬその行為、
 全て貴様の謀りごとだなッ!!

東部将軍ケリコフ
「知らんな〜。お前がいくら
 あがいても、もう遅いわ。
「おい! 悪魔を憑依させた、
 神官戦士長を引っ捕らえろ!!



『伝説と真実』

 ケリコフ将軍を倒し、東方教会セレセスを解放
したマグナスの前に、前祭主オディロンが姿を現
す。ローディスの目的が究極の力にある事を知っ
たオディロンは、それを止める為に真実を語り始
める。



<A>エウロペアが仲間になっている場合
<B>エウロペアがいない場合


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