Chapter 1 僕にその手を汚せというのか (A Side) 
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◆騎士レオナールの救出
 屍術師ニバスを追撃していた解放軍の騎士・レオナ
ールの部隊は、クリザローの町で罠にはまり窮地に陥
っていた。しかし、幸いにもプレザンス神父と共にそ
のピンチを救い、無事にレオナールと会うことに成功
する。ニバスを追うか否かの選択が委ねられる。



騎士レオナール
「感謝する、
 貴君のおかげで命拾いをした。
「心配をかけたな、プレザンス。
  不意をつかれ、このざまだ。
「公爵様からお借りした大切な兵を
 大勢失ってしまった。まったく、
 なんと申し開きをすればよいのか。

プレザンス神父
「おまえの命が助かっただけでも
 幸運というもの。

騎士レオナール
「それにしてもニバスのヤツめ。
 神をも恐れぬ不埒な魔法使いよ。

プレザンス神父
「おう、それそれ。ニバスは、この先の
 朽ちた砦に身を潜めているらしい。
「己の兵をアルモリカに置き去りにし、
 コリタニへ帰るわけでもない。
 一体、何をしているのやら…。

騎士レオナール
「いずれにせよ、ニバスの首をあげねば
 公爵様に合わす顔も無い。

プレザンス神父
「この手勢で砦を攻めるというのか?
 一度、戻った方がよいのではないか?

騎士レオナール
「我々だけならそうするさ。しかし、今は
 心強い仲間がいるではないか。

プレザンス神父
「しかし、アルモリカもいつやつらに
 攻められるかもしれんのだぞ。

騎士レオナール
「我々は捨てた命をデニム殿に
 助けられた身だ、ここは、ひとつ…。

プレザンス神父
「うむ、そうだな。進むか、戻るか。
 デニム殿に決めてもらおう。

騎士レオナール
「ヴォルテール、サラ、おまえたちも
 それでよいなッ。

プレザンス神父
「我々は貴殿の意見に従いましょう。
 この命を預けます。


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