Chapter 1 僕にその手を汚せというのか (B Side) 
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Chapter-1


 僕にその手を汚せというのか 
B SIDE



<A SIDE>
ゴリアテの町アルモリカ城タインマウスの丘クリザローの町クァドリガ砦(進んだ場合)→

<THIS SIDE>
アルモリカ城ゴルボルザ平原古都ライムフィダック城アルモリカ城ボルドュー湖畔ゾード湿原バルマムッサの町

◆計略

 ロンウェー公爵はガルガスタンとの全面戦争を前に
暗黒騎士団ロスローリアンと『非干渉条約』を密かに
結ぼうとしていた。密使としてフィダック城へ赴くレ
オナールの警護につくことに…。



ロンウェー公爵
「…詳しいことはレオナールから聞いた。
 そなたらの働き、嬉しく思うぞ。
「さて、次の任務だが、
 レオナールと共にバクラムの
 フィダック城へ行ってもらいたい。

デニム
「フィダック城といえばロスローリアンが
 駐留する城…。何故、そこへ?

ロンウェー公爵
「ガルガスタンとの本格的な戦いを前に
 『非干渉条約』を結んでおきたい。
「バクラムとではない。暗黒騎士団とだ。
 ガルガスタンとの戦闘中、背後から
 バクラムに攻められてはたまらんのだ。

カチュア
「し、しかし、公爵様。バクラムはこの
 内乱の元凶ではございませんか。
「まして、ロスローリアンは親の仇。
 そもそも彼らがバクラムに加担さえ
 しなければ、こんなことには…。

ロンウェー公爵
「その気持ちは私も同じだよ、カチュア。
 しかし、考えてもみたまえ。
「我々の戦力で勝てると思うのかね?
 肥った豚同然のバクラム人など敵では
 ない。しかし暗黒騎士団は強敵だ。
「だからこそ、我々はローディス教国に
 従うことを誓約し、彼らの敵にならない
 ことを証す必要があるのだ。

ヴァイス
「それでは、公爵様はローディスに
 屈するとおっしゃるのですか?

ロンウェー公爵
「口が過ぎるぞ、ヴァイスくん。
 気持ちは同じだと言っている。
「もちろん、ローディスの悪魔に魂を
 売ったりはしない。バルバトスを、
 ガルガスタンを倒すまでの間だけ。
「暗黒騎士団に沈黙を守らせることで、
 ガルガスタン陣営内の日和見どもは
 戦いをやめるはず。
「そうなれば我々にも勝ち目はある。
 バルバトスを亡き者とした後は
 バクラムだ。やつらを叩くッ。
「…いかがかな、聖騎士殿よ?
 ゼノビアの王はローディスのように
 ヴァレリアを欲しておらんよな?
「ならば、我らの国づくりのため、
 ゼノビアの王もまた非干渉を
 約束してくれるはず。
「おっと、聖騎士殿には
 関係のない話であったな。
 これは失礼した。

聖騎士ランスロット
「………。

ロンウェー公爵
「それでは早速、レオナールと共に
 フィダックへ発ってくれ。
「おお、それからこの任務のために
 10000ゴートを遣わす。
 きちんと準備してゆかれよ。

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■ゴルボルザ平原 吃音のブレッゼン (バーサーカ ー) 所属:ガルガスタン王国

吃音のブレッゼン
「こんなところで解放軍と出会うとはな。
 チッ、ついてねぇぜ。

ガルガスタン兵
「こんな手勢じゃ、勝てやしない…。
 とりあえず退きましょう。

吃音のブレッゼン
「バカ野郎ッ。てめぇにはガルガスタンの
 誇りっつうモンがねぇのかッ!

ガルガスタン兵
「圧倒的に不利じゃないですか。
 ライムの本隊と合流しましょうよ。

(ブレッゼン、兵士を殺す)
吃音のブレッゼン
「アルモリカ城をとられたぐらいで
 臆病風に吹かれやがって…。
「さあ、かかってきやがれ。
 ガルガスタンの力を見せてやるッ!!

吃音のブレッゼン<死亡時>
「…わが、ガルガスタンに…
 ガルガスタンに栄光あれ…。

→Next map is "Lyme"
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■古都ライム 騎士リューモス (ナイト) 所 属:ガルガスタン王国

騎士リューモス
「いい加減に観念したらどうだ。
 それともここで死にたいのか?

システィ−ナ
「…く、殺したければ殺しなさいッ。
 命を絶てても思想までは奪えやしない。

騎士リューモス
「生意気な女だ。…殺れッ。

騎士リューモス
「…ん? 貴様たちは何者だッ!?

騎士レオナ−ル
「あの女は…、解放軍の者ではないな。
 他の組織の連中か?

<選択1>「いずれにせよ放ってはおけない。

<選択2>「助けたいのはやまやまだけど…。

騎士リューモス<死亡時>
「…こんな所でオレは死ぬのか。
 せめて…、彼女に…。

システィーナ<死亡時>
「ああ、姉さん。セリエ姉さん…。
 ごめん…なさ…い。


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◆暗黒騎士団との密約

 フィダック城にて暗黒騎士団の団長ランスロットと
密約を取り交わす。暗殺まで計画した、あのランスロ
ットが目の前にいる…。


暗黒騎士
「何者だッ。名乗るがよいッ!

騎士レオナール
「我が名はレオナール・レシ・リモン。
 アルモリカ騎士団の騎士であるッ。
「ウォルスタの偉大なる指導者にて
 我が主・ロンウェー公爵様の
 使者として参上した。

暗黒騎士
「しばし、待たれよッ


騎士レオナール
「…ここがロスローリアンの陣取る
 フィダック城だ。
「『白鳥城』とも呼ばれるが、見た目とは
 裏腹に難攻不落の要塞だという。
 …確かにこの城を攻めるのはつらいな。


暗黒騎士バールゼフォン
「待っていたぞ、レオナールよ。
 公爵殿の書状をこれに。

騎士レオナール
「これでございます。

暗黒騎士バールゼフォン
「ご苦労であった。
 中で休まれるがよい。



暗黒騎士バールゼフォン
「…お待たせした。公爵殿の提案は
 実に興味深いものであった。
BR> 騎士レオナール
「して、ご返答はいかがか?

暗黒騎士バールゼフォン
「うむ、それならば、我が主から
 直接聞かれるのがよかろう。

騎士レオナール
「なんと…、ランスロット卿が
 この城においでになっているのか!

暗黒騎士ランスロット
「よくぞ参られた、ウォルスタの戦士よ。
 私がランスロット・タルタロスだ。

騎士レオナール
「はじめてお目にかかります。アルモリカ
 騎士団のレオナールにございます。
「して、ご返答はいかに?

暗黒騎士ランスロット
「ハッハッハ。貴公は、ちと性急だな。
 よかろう。公爵殿にお伝え願おう。
「バクラム人の長・ブランタ侯は
 ガルガスタンとウォルスタの争いには
 興味がないと仰せだ。
「我がロスローリアンも同じ。
 これまでどおり中立を保とうぞ。

騎士レオナール
「ははっ、ありがたきお言葉。我が主も
 さぞやお喜びになられるはず。

暗黒騎士バールゼフォン
「しかし、貴殿らは我等の力なしで
 勝てるとお思いなのか?

騎士レオナール
「無理でございましょうな。もとより
 勝とうとは思っておりませぬ。
「我等の願いはあくまで共存できる世界を
 作り上げること。しかしガルガスタンは
 誇り高き民にございます。
「我等が他国の手を借りたとあれば、
 平和的な解決を志す穏健派の者たちを
 窮地に追い込みかねません。

暗黒騎士ランスロット
「なるほど、貴公はバクラム人のように
 我がロスローリアンにツケをまわし
「他民族の反感を買うようなことを
 したくないと申すのだな。
 これはおもしろい。ハッハッハッ。

騎士レオナール
「い、いいえ、そのようなことは…。

暗黒騎士ランスロット
「まあ、よい。我々も名誉を重んずる
 ローディスの民だ…。
「汚い仕事は他人に委ね、享楽を貪る
 バクラム人のようになりたくないという
 気持ちもわかろうものだ。

騎士レオナール
「………。

暗黒騎士ランスロット
「なに、貴公が連れている従者が
 あまりにお若いのでな…。
「そのような少年・少女を用いなければ
 ならぬほどウォルスタは追いつめられて
 いるのかと、つい心配したのだ。

騎士レオナール
「お言葉ではございますが、この者たちは
 若くとも立派な騎士にございます。

暗黒騎士ランスロット
「ほほう…。

騎士レオナール
「アルモリカ城をガルガスタンから
 解き放ち、公爵を救いました。
「また、クリザローでは絶体絶命の危機に
 ありました、この私の命を救ってくれた
 のもこの者たちなのです。

暗黒騎士ランスロット
「おう、ゴリアテの若き英雄とは
 そなたたちのことであったか。
「それは失礼であったな、許されよ。
 …それにしても、どこかで
 お会いしたことはあったかな?

デニム
「…直接、お会いしたことは
 ございませんが…、ただ…

暗黒騎士ランスロット
「ただ…、なんだ?
 はっきり申されよ。

カチュア
「何年かぶりに、雪の降ったあの晩、
 港町ゴリアテであなたたちは…

騎士レオナール
「やめないか、カチュア。
 我等の役目を忘れたかッ!?

<選択1>姉さん、今はよそう。
<選択2>敵と手を組めるはずがない…。


暗黒騎士バールゼフォン
「…なにも、あそこまで
 なさらなくとも良いではないですか。

暗黒騎士ランスロット
「…ハボリムを覚えているか。

暗黒騎士バールゼフォン
「は? …はい、愚弟なれど、
 たのもしい男でした。

暗黒騎士ランスロット
「仲の良い姉弟であったな…。
 かつての貴公らと同じように…な。

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◆バルマムッサ強制収容所へ

 バルマムッサの住民を武装蜂起させる任務につく。
バルマムッサはガルガスタンが設置した、ウォ ルスタ
人向けの自治区だ。しかし、その実態は同民族を1ヶ
所に集めることで民族浄化を容易にす るための、『強
制収容所』に他ならなかった。



ロンウェー公爵
「よくぞ私怨を棄て、ウォルスタのために
 我慢してくれた。ご苦労であった。
「さて、戻ったばかりですまないが、
 これからすぐにバルマムッサへ
 行ってもらいたい。

カチュア
「バルマムッサといえば、ガルガスタンが
 作った我々の自治区があるところ…。

ロンウェー公爵
「自治区といえば聞こえはいいが、
 中身はウォルスタ人強制収容所だ。
「もとは閉鎖された炭鉱町だったが、
 今は我々の同胞を家畜のように押し込み
 奴隷同然の仕事をさせている。
「その数は五千人をくだるまい。
 過酷な重労働により、毎日、幾人もの
 同胞が夢半ばで死んでいくのだ。

カチュア
「彼らの救出が今度の任務ですね。

ロンウェー公爵
「五千人もの人数を救出するのは無理だ。
 救出するのではなく、蜂起させるのだ。

ヴァイス
「武装蜂起か…。確かに、それだけの
 人数が戦力となれば…。

ロンウェー公爵
「正直に申せば、このまま戦っても
 我々に勝ち目はない。
「戦力の差があまりにありすぎる。
 ガルガスタンが攻めてくる前に
 この差を無くさねばならん。
「さいわい、今度の一件をめぐって
 バルバトスと反体制派との対立が
 再び表面化している。
「バルバトスが兵を出すのは、
 反体制派を粛清してからとなるだろう。
 チャンスはいましかないッ!!

騎士レオナール
「きみたちに頼みたいのは、彼らを
 説得することだ。
「中には、戦うことに異を唱える者も
 いることだろう。そのままで良い、
 と考える者もいるやもしれん。

ロンウェー公爵
「しかし彼らは戦うのが嫌なのではない。
 ただ戦いに疲れただけなのだ。
「だからこそ、きみたち若き英雄が
 行くことで、彼らの眠れる勇気を
 呼び覚まして欲しいのだ

騎士レオナール
「彼らに渡す武器は、私が別部隊を率いて
 後から運んでいくことになっている。

ロンウェー公爵
「すべてはきみたち若き英雄たちに
 にかかっている。頑張ってくれ。


ロンウェー公爵
「…頼んだぞ、レオナール。
 失敗は許されぬぞ。

騎士レオナール
「すべては手筈どうりに動いております。
 ご安心を。

◆オルゴール
 バルマムッサにおける武装蜂起の任務を命じられた
デニムは戦いに恐怖を感じ始めていた。
 そんなとき、アルモリカの城下町で久しぶりに聖騎士
ランスロットと再会する…。



デニム
「ランスロットさん

聖騎士ランスロット
「やあ、デニムくん。
 よくここがわかったね。

デニム
「ギルダスさんが、
 きっと、ここだろうって。

聖騎士ランスロット
「そうか。
 …こっちへ来たらどうだい。

聖騎士ランスロット
「どうしたんだい、うかない顔をして?
 バルマムッサでの武装蜂起の件かい?

デニム
「とても危険な任務だって、
 レオナールさんが言ってました…。

聖騎士ランスロット
「きみらしくもないな。
 おじけづいたのかい?

デニム
「そういうわけじゃないけど……。

聖騎士ランスロット
「いいんだよ、誰だってそうだから。

デニム
「ランスロットさんも、怖いと
 思うことがあるんですか?

聖騎士ランスロット
「そりゃ、もちろんだよ。
 戦いのたびに震えがくるぐらいだ。
「だけどね、死ぬわけにはいかない、
 そう思えば、怖さなんて
 なんとかなるもんさ。

デニム
「死ぬわけにはいかないか…。
「僕は革命のためなら
 死んでもいいと思っている…。
「へんですね。そう思っているのに
 ふと気づくと、死の恐怖に
 おびえてる自分がいるなんて…。

聖騎士ランスロット
「命を賭けるということと
 死ぬということは全然違うことだ。
「きみが本当に民のことを考えるのなら
 死んではならない。自分の戦いの
 行く末を見届けなければ。
「…それに、きみには
 姉さんがいるじゃないか。
 そのためにも生きなければ。

デニム
「ランスロットさんはどうなんですか?
 誰かのために死んではいけない…?

デニム
「それは…?

聖騎士ランスロット
「このオルゴールは死んだ妻の形見だ…。

デニム
「形見……。

聖騎士ランスロット
「もう4〜5年前になるかな。
帝国と戦う前のことだ。
「帝国に追われ、各地を放浪している
うちに、妻は病気にかかってね。
 そのまま逝ってしまった…。
「幾度となく妻のあとを追って
死のうと考えたことがある。
 戦いの前にはとくにそうだった。
「でもね…。そのたびに
 このオルゴールが教えてくれる。
 命という名の責任の重さをね…。
「死んではいけない、
 自分のまいた種の成長を
 見届けなければならないってね…。

デニム
「命という名の責任…。

聖騎士ランスロット
「きみたちのような若者が
戦わなくともよい…
 そんな世界を築きたいものだな……。

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■ボルドュー湖畔 幽愁のレクセンテール (ナイ ト) 所属:ガルガスタン王国

幽愁のレクセンテール
「ウォルスタのやつらがこんなところに!
 人数も多いな…。クソッ。
「枢機卿もわかっておらん。
 混乱の中だからこそ、前線を確実に
 守らなければならんというのに…。

幽愁のレクセンテール
「貴様ッ! 敵前逃亡する気かッ!
 私に殺されたくなかったら、戻れッ!

幽愁のレクセンテール
「皆のものッ、このボルドュー湖を
 越えさせてはならんッ! 進めッ!

幽愁のレクセンテール
「…だから言ったのだ。
 前線の現状を知らんから…、くっ…

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■ゾード湿原 我執のガンプ (ビーストテイマー ) 所属:ガルガスタン王国

我執のガンプ 
「前線を突破されたのか…?
 まぁ、ちょうどいいか。
「手塩にかけた魔獣を実戦に投入し、
 試してみるのも悪くはない…。
 …ベルダッ!
「オブダッ! 来いッ!
「おい、野郎どもッ、出番だぞッ!
 さっさと出てきやがれッ!
「ベルダ、オブダ、おまえたちの実力を
 やつらに見せてやるんだッ!!


我執のガンプ<退却時1・ガンプのHP減少時> 
「あちちち、なんてこった!?
 ガキだとナメてたらとんでもねぇ。
「ベルダッ、オブダッ、退却だッ!
 貴様らの顔はけっして忘れんぞッ。
 おぼえていろッ!!

我執のガンプ<退却時2・ベルダ、またはオブダのHP減少時>
「ベルダ!?(オブダ) 大丈夫か?
 い、いかん、退却だ!!
「オレのかわいい子どもになんてことを。
 貴様らの顔はけっして忘れんぞッ。
 おぼえていろッ!!

→Next map is " Barmamutha"
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■バルマムッサの町 リーダーなし 所属:ガ ルガスタン王国

ガルガスタン兵
「…何者だッ! まさか…、解放軍かッ?
 か、解放軍のやつらが現れたぞーッ!


デニム<戦闘後>
「後続部隊が来るまでには、
 もう少し時間がかかるだろう。
「よし、皆で手分けして、
 人々の代表を1ケ所に集めてくれ。
 こちらの意図を伝えるッ。


 ◆バルマムッサの大虐殺

バルマムッサの住民たちはすでに戦う気力もなく、
武装蜂起させることはできなかった。それを受け 、騎
士レオナールは住民の虐殺を実行しようとする。公爵
から密命を受けていたのである。
(C) デニムは断固として拒否するが…。
(L) デニムも理想のために命令に従うが…。


ヴァイス
「ふざけるなッ!俺たちが来たのは
 そんな台詞を聞くためじゃない。
「おまえたちは、このままガルガスタンの
 奴隷でいいって言うんだなッ!
 解放軍はじゃまだって言うんだなッ!!

カチュア
「そんなに熱くならないで、ヴァイス。
 これじゃ話したくてもできなくなるわ。

老人
「戦って何になるというんじゃ。
 争いは憎しみしか生み出さん…。
「わしらは今のままでいいんじゃ。
 ここなら戦禍に巻き込まれることも
 ないし、食うにはこまらん。

ヴァイス
「家畜と変わらない生活なんだぞッ。
 ここに居るかぎりそれは変わらない。
「自由が欲しくないのかッ。
 人間らしい生活をしたくはないのかッ。
 ウォルスタの誇りはどこへいったんだ!

老婆
「あんたたちが何もしなければ、
 平和な生活が続いたんだよ。
「解放軍だかなんだか知らないが、
 ただ、首がすげかわるだけじゃないか。
 あたしたちには関わりないことだ。
「あんたたちと同じことを言ってた息子は
 半年前の戦争で死んだよ…。
 あたしの息子を返しとくれッ。

老人
「お願いじゃ、このまま帰ってくれんか。
 ここに戦おうという者はおらん。
「それに、おぬしたちは勝てるとでも
 いうのか。英雄だかなんだかしらんが、
 うぬぼれているだけではないのか!

騎士レオナール
「遅くなって申し訳ない…。
 ちょっと、こっちへ来てくれないか。


騎士レオナール
「話は聞かせてもらった。
 やはり説得は難しいようだな。

騎士レオナール
「いや、気にしなくていい。
 こうなることはわかっていたんだ…。

騎士レオナール
「よく聞いてくれ…。これから
 町の住人を一人残らず殺すんだ。

デニム
「!!

騎士レオナール
「こうなることを予想されていた
 公爵様のご命令なんだ。

デニム
「どうして? いったい、どうしてッ?
 何故なんだッ、理由を教えてくれッ!!

騎士レオナール
「公爵様はこう申されていた…。


ロンウェー公爵
『…バルマムッサの住人がすんなりと
 蜂起するなら何も問題はない。
『しかし、あの子どもたちが行ったとて、
 やつらは武器を手に取り革命のために
 命を投げ出したりはせんよ。
『そのとき、おまえはガルガスタンを
 装い、住人を一人残らず殺すのだ。

騎士レオナール
『な、なんですとッ! 我が同胞を
 殺せとご命令になるのかッ

ロンウェー公爵
『落ちつけ、レオナール。おまえは
 頭のいいやつだからわかろうがッ。
『よいか、ガルガスタンとの戦いに
 勝つには、これまで以上に我々、
 ウォルスタの団結が必要なのだ。
『バルマムッサがガルガスタンによって
 滅ぼされたとあれば、他の自治区にいる
 同胞は否応もなく戦わざるを得まい。

騎士レオナール
『し、しかし…

ロンウェー公爵
『それに、そうした暴挙をガルガスタンの
 反体制派が黙ってはおるまいよ。
『いずれにせよ、バルバトスは戦力を
 我々とガルガスタン内部の反体制派に
 分散しなければならなくなる。
『そして我々は、勝機と
 バルバトスを討ち取る大義名分を
 得ることができるというわけだ。

騎士レオナール
『しかし、彼らは
 黙ってはおりますまい…。

ロンウェー公爵
『そのときは、お前が…。


騎士レオナール
「…従ってくれるな? こうしなければ
 ウォルスタに明日はないッ!

!シナリオ分岐

<選択1>…わかっています。 (虐殺に加担)
→Lルート 誰も僕を責めることはできない

<選択2>馬鹿なことはやめるんだッ! (虐殺を拒否)
→Cルート思い通りにいかないのが世の中なんて割り切りたくないら

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