64 Script "Chapter 4" 
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『ユミルの消息』

 王都ウィニアを目の前にしたマグナスの下に、魔
界の住人の目的と『真王』と呼ばれる謎の存在、そ
してユミル王子の行方が伝えられる。



マグナス
「どうだ、何か分かったか?

蒼天騎士団戦士
「申し訳ありません。手に入れた情報
 全てが、噂の域を出ないものです。

マグナス
「構わない、教えてくれ。

蒼天騎士団戦士
「はい。

蒼天騎士団戦士
「まず、現在中央を支配しているのは、
 プロカス王ではないようです。
「どうやら“契約の子”“真王”と
 呼ばれる者が、その実権を握っている
 ようです。
「次に、魔界の住人達の目的ですが…
 彼等は“魔界の女王”なる者の復活の
 為に動いているようです。
「そして、その魔界の女王とは…
 “ダニカ神”であるとの事です。

軍師ヒューゴー
「ダニカ神が魔界の女王?
 …どういう事じゃ?
「確かに、神話では魔界へ連れ
 去られたとされているが、
 …何故魔界の女王に?

蒼天騎士団戦士
「バーサ=ダニカ神話の異聞として
 残るものに…
「ダニカ神が魔界の果実を口にし、
 身も心も魔界の者になった…
 と伝わるものがあります。

マグナス
「……魔界の果実…

蒼天騎士団戦士
「ダニカ神の復活と中央の協力が
 どの様に結びつくのか…
 現在は全く分かっていません。

西部軍と和解

蒼天騎士団戦士
「同様に、“真王”がダニカ神の
 復活を望む理由も不明です。

マグナス
「…理由?

蒼天騎士団戦士
「“真王”は“大いなる計画”と
 呼ばれるものを進めています。
「その目的は、我々革命軍の鎮圧と
 ローディスの滅亡…。
 そしてその後に…
「人も魔も統べる“真王”の世界を
 創り上げる事と言われています。
「詳細が分からない為、これと
 ダニカ神の復活が、どの様に関係
 するのか分かりません。

軍師ヒューゴー
「…人も魔も統べる?
 真王とは人間ではないのか?

蒼天騎士団戦士
「そこまではまだ…。
西部軍と決別

蒼天騎士団戦士
「“真王”がそれを指示している
 わけではないようです。
「“真王”が進めているのは、
 “大いなる計画”と呼ばれる
 ものと思われます。

軍師ヒューゴー
「その内容も分からぬのか?

蒼天騎士団戦士
「…内容は分かりませんが、
 その計画の目的は掴みました。
「我々革命軍の鎮圧…
 そしてローディスの滅亡を目的と
 しているようです。








 


軍師ヒューゴー
「ウィニアを中心に、大きな動きが
 ある事だけは確かか…。
「報告された内容から考えると、
 我々に残された時間も、
 あまり多くはないようじゃな。

蒼天騎士団戦士
「それと…、誠に申し上げ
 にくいのですが…

マグナス
「どうした…?
 気にせず伝えてくれ。

蒼天騎士団戦士
「ユミル王子の消息が
 分かりました…。

マグナス
「分かったのか!?
 ユミルは無事なのか?

蒼天騎士団戦士
「はい。ウィニア城でその姿が
 確認されました。
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