64 Script "Chapter 3" 
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『囚われていた者』

 中央軍に逆らい、危険人物として囚われの身と
なっていた戦士ビスクは、再び自由の身となる為
に蒼天騎士団との戦いを選ぶ。
 その過去を知ったマグナスは、戦いに敗れ、死
を覚悟するビスクに問いかける…。



開明獣ビスク
「さっさと殺すがいい。
 …俺はもう疲れた。

1.「…なぜ死に急ぐ?
2.「俺達と一緒に戦わないか?

1.
マグナス
「…なぜ死に急ぐ?
 やっと外に出られたのだろう?

開明獣ビスク
「俺はもう疲れたんだ。
 戦う事にも…
「生きていく事にもな。
 それに…、もう二度と、
 あんな思いはしたくねぇ。

マグナス
「あなたはそんなに
 弱い人間だったのか!?
「ローディスと中央を敵に回し、
 たった一人で戦ったのでしょう?
 …もっと強い人の筈だ。
「あなたの受けた苦しみは
 理解出来ないかもしれない。
 でも、今のあなたは…
「…前に進む事を止めたあなたは、
 ただの負け犬だッ!!

開明獣ビスク
「負け犬だとぉ!!
 お前、俺にケンカ売ってんのか?

マグナス
「ほら…、そんなに
 元気じゃないですか。
「この国は、まだあなたを
 必要としています。
 ヤケなど起こさずに…

開明獣ビスク
「分かったッ!
 …わかったよ!!

開明獣ビスク
「しかし、アンキセスの息子に
 助けられるとはな…
「これが運命ってやつか…?
 まぁいい、お前の革命成功を
 祈ってるぜ。
「悪かったな、
 …気ィ使わせちまってよ。


2.
マグナス
「俺達と一緒に戦わないか?

開明獣ビスク
「…何だと!?

マグナス
「革命軍に力を貸してくれ。
 …屈強な戦士が必要なんだ。
「…あなたの様な戦士が。

開明獣ビスク
「フン、アンキセスの息子が
 俺を必要とするか…
「妙なめぐり合わせだよな?
 俺の様な化け物でも必要だと
 言うのなら、
「…いいだろう、
 力を貸してやるよ。


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