１．…分かったよ。

マグナス
「…分かったよ。
　それで納得できるんだな？

ディオ
「あぁ、それでいい。
　…オレはお前に負けやしない。
「オレは中央へ行くんだ。
　中央で騎士団員となるッ！！
　お前の下になんかいられるかッ！
「踏み台にさせてもらうぞ、
　マグナスッ！！


「馬鹿者ッ！！
　二人とも何をしておる！！

軍師ヒューゴー
「なぁ…、ジイさんよォ、
　何でコイツが指揮官なんだ？
「オレより強いとでも言うのかッ！
　コイツが中央の士官学校を
　出たかなんかで…
「ひいきしてるんじゃねえのか？
　あぁッ！？

軍師ヒューゴー
「そう思っているうちは、人の上に立つ
　者のことは分からんじゃろうな。

軍師ヒューゴー
「マグナスッ、
　こんな誘いに乗りおって、
「お前もその程度か？
　…全く仕方ない連中じゃ。

軍師ヒューゴー
「黙って指示に従えッ！
「お前達の実力は
　私がきちんと判断する。
「お前達はその素晴らし〜い力で、
　魔獣を退治して来い。
　そうすれば皆が認めてくれるぞ。

ディオ
（…ケッ。
　オレ達は『何でも屋』かよ…）

軍師ヒューゴー
「さあ、四の五の言わずに
　さっさと向かえよ。


▲ ＢＡＣＫ