64 Script "Chapter 4" 
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第40話 相容れぬ存在



『確執』
 蒼天騎士団に破れた弟ボルドウィンを前に、苛
立ちを抑え切れない冥煌騎士団長リチャード。怒
りの言葉と共に、遺跡へと向かう事を指示する。

冥煌騎士リチャード
「革命軍を
 止められなかった?
「全く…
 我が弟ながら何処迄も
 役に立たぬ奴だな。
「タムズの死をも、
 無駄にする気なのかッ!

冥煌騎士ボルドウィン
「………。

冥煌騎士リチャード
「生きて戻った事だけは
 認めてやろう。
「…お前は遺跡へ向かえ。
 革命軍は私がここで
 食い止める。
「さっさと行けッ!
 無能なお前の顔など…
 見たくない。



軍師ヒューゴー
「残るはタルペイア城…
 敵の現本拠地じゃ。
「攻城戦となる事は
 分かっているな?
「…現状を確認するぞ。


それでは、攻城戦の説明を始めるぞ。

今回の攻城戦に際し、
城の南に仮説の本拠地を設置してある。

目標は本拠地の北、二重に構える城壁を越えた
先にある『西部城タルペイア』じゃ。

この城を制圧し、
冥煌騎士の企みを阻止することが、
今作戦の目的となる。
当然、城壁内の様子を知ることは出来んが、
決戦を前に、かなりの数の部隊が控えている
事だけは分かっておる。
さらに、城壁内への侵入を可能とする城門は、
正面の1箇所しか存在しない。

我々にとっては非常に厳しい状況じゃ。
…城門破壊の際は、細心の注意を払うようにな。


軍師ヒューゴー
「今作戦は攻城戦となる為、
 レギオンの派遣は出来ない。
「安心しろ、マグナス。
 私が既にレギオンの解隊を通達
 しておいた。何も問題は無い。

軍師ヒューゴー
「準備は良いな?
 …死ぬんじゃないぞ。

マグナス
「…あぁ、分かっている。
 必ず生きて戻るよ。



<西部城タルペイア・ボス戦>
(初回共通)
冥煌騎士リチャード
「我が騎士団相手に、
 ここ迄やるとは思わなかったぞ。

ユニットリーダー(男性)
「ダニカ神を復活させる事が、
 どういう事か分かっているのか?
「自分達の目的の為に、
 オウガバトルを起こすと言うのか!?
 関係無い人々まで巻き込むのかッ!
ユニットリーダー(女性)
「ダニカ神を復活させる事が、
 どういう事か分かっているの?
「自分達の目的の為に、
 オウガバトルを起こすと言うの!?
 関係無い人々まで巻き込むのッ!

冥煌騎士リチャード
「目的の為には手段など問わぬ。
 何度も言ったであろう?
「究極の力を手にし、
 この地上に完全なる世界を
 創り上げるのだ!
「優秀な者が実力を活かせず、
 愚者達がその血脈だけをもって
 優位を誇る…
「…間違っているとは思わんか?
 この矛盾、貴様等も
 気づいているであろう?

ユニットリーダー(男性)
「確かに間違っているかも
 しれない…。
「しかし、
 あなた達のやり方が
 正しいわけではないッ!
ユニットリーダー(女性)
「確かに間違っているかも
 しれない…。
「だからと言って、
 あなた達のやり方が
 正しいわけではないわ!

冥煌騎士リチャード
「…その通りだ。しかし、崇高なる理想
 を掲げる事はできても…
「その実践は難しいものだ。
 そして、より良き道を探す間にも、
 世界の汚濁は進む…。
「理想の実現には力を持つ者が…
 多少の事では揺るがぬ、絶対的な力を
 持つ者が必要なのだ!
「人には決して到達出来ぬ域の力…
 我々がそれを手にし、導いてやろうと
 言っているッ!
「それが何故分からぬ…?
 理解出来ぬのなら、それでも構わん。
 愚かな世界に朽ちるがいいッ!

(2回目以降)マグナスのユニット
マグナス
「竜心王リチャードよ!
 あなた達は何故力を求める?
「進んだ文化と思想を持ちながら、
 何故、力で全てを支配しようと
 するんだ?

冥煌騎士リチャード
「戦いにその身を置きながら
 気づかなかったと言うのか?
「では聞こう、お前の配下の者は
 何故お前の下に身を置いている?
「…それはお前が強いからだッ!
 共に行動していれば、
 勝者の側にいられるからだ。
「…力が、…強さが全てなのだよ。
 それが最もシンプルで、
 最も強固なものだからな。

マグナス
「違う、そんなんじゃない。
 …俺達は同じ目的を……

冥煌騎士リチャード
「お前は現実を認めたくないだけだ。
 …そうであろう?
「弱い者が滅び、強い者が生き残る。
 これが最も自然な形なのだよ。
「たとえ究極の力を手にしたとしても、
 …弱い者は滅びるのだよ。

マグナス
「違うッ、そんなものは強さ
 なんかじゃないッ!
「それはただの暴力だッ!
 他社に対する力の強さなど、
 本当の強さじゃない。
「己の弱い心に打ち勝つ勇気。
 それこそが本当の強さを
 生み出すんだ!

冥煌騎士リチャード
「お前の理想など聞いておらぬ。
 お前の言葉などいらぬッ!
「見せてみよ…
 その本当の強さと言うものを。
 この私に見せてみよッ!

デスティンがいるユニット
勇者デスティン
「魔界の女王復活に力を貸すとは
 どういう事だ!?
「ローディスの騎士よ!
 お前達も欲望に心を奪われたか?
 …暗黒の道を選んだ者か?

冥煌騎士リチャード
「…おぉ、何と狭い物の見方だ、
 ゼノビアの戦士よ。
「目の前の事象だけを見て、
 全てを理解したつもりなのか?
 その先にある真の目的に…
「優れた者の手により統治される
 “完全なる世界”に、
 目をやる事は出来ぬのか?

勇者デスティン
「自分はどうだと言うのだ?
 優れた者が導くだとッ!
「何をもって優れた者とする?
 誰がそれを望んでいる?
 己の思想を押し付けるなッ!

冥煌騎士リチャード
「その様な甘い考えが、不幸を生む事
 くらい分かっているであろう?
「どれだけ時を経たらそれを認める?
 どれ程の犠牲を積み上げれば、
 それに納得できるのだ?

冥煌騎士リチャード
「私が世の真実というものに
 気付かせてやる…
「そして屈するがいい。
 我等ローディスの足下に!

カースがいるユニット
失意の騎士カース
「リチャード侯よ!
 何故、我等を利用した!

冥煌騎士リチャード
「…何者だお前は?

失意の騎士カース
「私は元冥煌騎士団所属、
 カース・フォアレーゼン。
「ずっと貴方の下で戦って来た。
 貴方を…、母国を信じて…。
 それを貴方はッ!

冥煌騎士リチャード
「カース?
 その様な者もいたか…
「勘違いしてもらっては困る。
 利用したのではない!
 …私は導いてやったのだ。

冥煌騎士リチャード
「お前らの様な弱い人間は、何時でも
 何かにすがりたがっている。
「己に力無い故に、少し躓いただけで
 歩く事さえ出来なくなる。
「信仰と神を頼り、他人に押し付け…
 神の導きがなければ、
 何一つ成し遂げる事も出来ない。
「そういうお前達がいるからこそ、
 我等がその上に立ち、
 導いてやったのではないか?
「我々は恨まれる覚えなど無い!
 信仰におぼれ、盲目となっていた
 自分自身を恨むが良いッ!

失意の騎士カース
「確かに、私は真実を見極める事が
 出来なかった。
「だが、貴方は導いてなどいない!
 我等の愚かさを利用した…
 真実を偽り、我等を騙した!
「私は今、私自身の意志で戦う。
 聖ローディスの教えを守る為に…
 正しき信仰を守る為にッ!

サラディンがいるユニット
妖術士サラディン
「あくまで暗黒道を求めるか…
 ローディスの騎士よ。

冥煌騎士リチャード
「私は暗黒の力を完全に御し、
 既に自分のものとした。
「強靭な精神力を持ってすれば、
 狂気に走ることなく、
 冥い心に囚われる事もない。
「この体に、溢れんばかりの力が
 充ちているのだ。
 …素晴らしき力がなッ!

妖術士サラディン
「暗黒道の果てに残るものは
 何もないぞ。
「何の為に強さを求める?
 何の為に力を求める?
「暗黒道の先に、
 お前は何を見ている…?

冥煌騎士リチャード
「理由など問題ではない。
 純然たる力、それを望むだけだ。
「我が力を見せてやろう!
 そしてお前も屈するのだ。
 我等ローディスの足下にッ!!


(戦闘後)
冥煌騎士リチャード
「…ここまでか?
「イヤ、まだだ。
 究極の力さえ手に
 出来れば…



『相容れぬ存在』
 冥煌騎士リチャードを倒し、タルペイア城を解
放した蒼天騎士団。一方、タルペイア城を捨て、
遺跡へと向かうリチャードの前に現れたボルドウ
ィンは、兄に対し剣を抜く…

冥煌騎士リチャード
「ボ、ボルドウィン…
 お前まだこんな所に…!!

冥煌騎士リチャード
「一体、何をしているのだ?
 早く行って封印を解けッ!!

冥煌騎士ボルドウィン
「…俺はもう、あなたの
 言いなりにはならないッ!

冥煌騎士リチャード
「馬鹿なことを言いうな、
 究極の力…を……

冥煌騎士ボルドウィン
「俺は、あなたの何なのだ!?
 …あなたはいつもそうだ。
「俺を見下し、他人を見下し、
 自分一人だけが優れていると
 思っている。
「…父に代わって俺達の面倒を
 見てくれたタムズの死をも
 気に留めず、
「それすら都合よく利用する。
 リチャード、あなたに究極の
 力は渡さない!!
「…全て…俺が頂く……。
 この俺が神になる。

冥煌騎士リチャード
「それでいい…
 ……それでいいのだ…
 弟よ…、お前の為ならば…
 …わた…し…は………



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