64 Script "Chapter 4" 
OpeningPrologueChapter 1Chapter 2Chapter 3Chapter 4


第29話 『それぞれの立場』



<ノーレ>
年輩の男性
「『裏切り者には死を』…ですか。
「革命軍もローディス教国と変わり
 ませんね。…確かゼベクさんとか
 いいましたか。…可哀相に。

<荒遊の地ビルシ>
酒場の親父
「ここを守っている中央の騎士は
 若いのに凄腕でねぇ。
「その腕が認められ、この要塞の
 守りをまかされたらしいよ。
 …指揮官としても中々だって。

<紀律の地ムラウ>
老人
「おぬしら革命軍というのは、
 この国をどうするつもりじゃ?
「アムリウス様はパラティヌスの為に
 ローディスと戦っておられるのだよ。
 今こそ、国が一丸となる時じゃろう?

<オトチャツ>
少女
「北に大きな城が見えるでしょ。
 あれが有名なロムルス要塞よ。
「パラティヌスが統一される前、藍の民
 が築いた要塞なの。その堅固さに、
 金の民は太刀打ちできなかった。
「しかし、神の力を得た開闢王の前では
 何の役にもたたなかったの。
 …今では中央を守る強力な要塞よ。

<シーニの町>
年輩の女性
「貴方たちが革命軍ですか。
 よくもまぁ、こんな所まで…。
「アムリウス皇子は、ローディスも
 恐れる程の力を手に入れたのですよ。
 革命軍如きに何が出来るのです?
「…今こそ、アムリウス様の為に
 その力を奮うのです!!
 あの、素晴らしい方の為に。

<ロムルス要塞・ボス戦>
(マグナスが初回)
蒼生のディオメデス
「ヨウ、久しぶりだな
 …マグナス。

マグナス
「ディオ!?
 …本当にディオなのか?
「一体何処に行っていたんだ!
 でも、よかった。
 …無事だったんだな。

蒼生のディオメデス
「心配かけて悪かったよ。
 …でも連絡出来なくてなぁ。
「第一、何て連絡すりゃいいんだ?
 『オマエの敵になった、ヨロシク』
 なんてわけにもいかないだろ?

マグナス
「…!!
 敵だって?

蒼生のディオメデス
「オレは強くなりたかった。
 他人に認められたかったんだ。
「自分の心に従ったのさッ!
 オマエには裏切りに見えるかも
 知れねェが…
「自分の気持ちを裏切る訳には
 いかなかったのさ。

蒼生のディオメデス
「…それより感謝してくれよ。
 本当の裏切り者は始末したゼ。
「保身の為に革命軍を裏切った
 下衆な連中がな、オレを見るなり
 『裏切り者』呼ばわりだゼ?
「そんな奴等なんかと
 一緒にされたくはないからな。
 …オレが始末しといた。

マグナス
「…ゼベクの事か?

蒼生のディオメデス
「そんな奴の事はどうでもいい。
 さぁ、あの時の決着をつけようゼ。

(マグナス2回目以降)
マグナス
「…ディオ、…どうして、
 どうして裏切った?

蒼生のディオメデス
「裏切った? それは違うな。
「オレは強くなりたかった。
 他人に認められたかったんだ。
 …自分の心に従ったのさッ!
「オマエには裏切りに見えるかも
 知れねェが、自分の気持ちを裏切る
 訳にはいかなかったのさ。

蒼生のディオメデス
「オマエには関係ねェ事だな…。
 さあ、あの時の決着をつけようゼ。


(レイアが初回)
蒼生のディオメデス
「レイアか…。
 相変わらずの様だな?

レイア
「ディオ…!? ディオなの?
 一体何処に行っていたの?
「…良かった、無事だったのね。
 心配させないでよッ、全く!!

蒼生のディオメデス
「心配かけて悪かったな。
 …でも連絡出来なくてなぁ。
「第一、何て連絡すりゃいいんだ?
 『オマエ達の敵になった、ヨロシク』
 なんてわけにもいかないだろ?

レイア
「…敵ですって!?
 何言ってるのディオ!!

蒼生のディオメデス
「オレは、目の前のチャンスを
 逃したりはしない!!
「オマエも邪魔をするのか?
 ゼベクとか言う奴みたいに、
 オレに殺されたいのか?
「何処であろうと構わない。
 誰が相手であろうと関係ねェ!
 …邪魔する奴は排除する!

蒼生のディオメデス
「オマエには分かんねェよな、
 …レイアお嬢さん。
「オマエも踏み台にしてやる。
 レイアッ、覚悟しろッ!!

(レイア2回目以降)
蒼生のディオメデス
「レイアか…。
 相変わらずの様だな?

レイア
「あなたがそこ迄の馬鹿だとは
 思わなかったわ。

蒼生のディオメデス
「馬鹿で結構ッ!!
 …オマエには分かんねぇよ。
「手にしたチャンスは逃さない。
 何処であろうと構わない。
 …誰であろうと関係ねぇ!
「全てをオレの踏み台にしてやる。
 …レイア、覚悟しろッ!!


(トロアが初回)
蒼生のディオメデス
「ヨウ、元気そうだな
 …トロア。

トロア
「ディオ…!?
 もしかしてディオかい?

蒼生のディオメデス
「心配かけて悪かったな。
 …でも連絡できなくてなぁ。
「第一、何て連絡すりゃいいんだ?
 『オマエ達の敵になった、ヨロシク』
 なんてわけにもいかないだろ?

トロア
「…敵だって!?
 どうしてだい、ディオ。
「どうして敵なんかに!?
 オイラ…
 アンタに憧れていたのに…

蒼生のディオメデス
「オレが憧れ? やめてくれよッ! 
 …まだだ、…まだ早いゼ!
「今のオレは、あの下衆な連中と…
 南部の虎の奴等と一緒じゃねーか?
 生き続ける価値もねェよ。
「憧れるんだったらなぁ、
 オレがこの国の筆頭騎士に、
 …騎士の頂点に立った時にしろッ!

トロア
「ダメだよそんなんじゃッ!
 …オイラが憧れていたのは、
「そんなアンタじゃないよ。
 不器用だけど、一所懸命な、
 そんなディオが好きだったのに…

蒼生のディオメデス
「自分の理想を勝手に押し付けん
 じゃねェッ!!
「…悪かったな、トロア。
 オレはそんな奴じゃないんだ。
 よく分かっただろ?
「覚悟しろよ、トロアッ!
 …本気でイクゼ!

(トロア2回目以降)
トロア
「どうしてだい、ディオ…?
 オイラ、アンタに憧れていたのに…

蒼生のディオメデス
「オレが憧れ? やめてくれよッ!
 …まだだ、…まだ早いゼ!
「憧れるんだったらなぁ、
 オレがこの国の筆頭騎士に、
 …騎士の頂点に立った時にしろッ!

トロア
「ダメだよそんなんじゃッ!
 …オイラが憧れていたのは、
「そんなアンタじゃないよ。
 不器用だけど、一所懸命な、
 そんなディオが好きだったのに…

蒼生のディオメデス
「自分の理想を勝手に押し付けん
 じゃねェッ!
「…悪かったな、トロア。
 オレはそんな奴じゃないんだ。
 よく分かっただろ?
「覚悟しろよ、トロアッ!
 …本気でイクゼ!

(一般ユニット・初回のみ)
蒼生のディオメデス
「ヨウ、久しぶりだな
 …蒼天騎士団の諸君。
「心配かけて悪かったよ。
 …でも連絡できなくてなぁ。
「第一、何て連絡すりゃいいんだ?
 『オマエ達の敵になった、ヨロシク』
 なんてわけにもいかないだろ?

蒼生のディオメデス
「…そんな恐い顔すんなよ。
 それより感謝しろよ。
「己の保身の為に革命軍を
 裏切った下衆な連中は、
 オレが始末しといたゼ。
「次はオマエ等の番だ!
 …さぁ、本気でイクゼ!!



(戦闘後)
『それぞれの立場』

 中央の重要拠点、ロムルス要塞攻略の為に進む
蒼天騎士団。その前に立ち塞がる騎士は、行方不
明となっていたディオであった。
 戦いに敗れたディオは、マグナスに自らの想い
を語り、息をひきとる。



蒼生のディオメデス
「やっぱオマエは強いなぁ…。

マグナス
「……ディオ…

蒼生のディオメデス
「来るなッ!!
 …それ以上こっちに来ないでくれ。
「オレは裏切り者だ。
 中央での出世話に…、レイドの野郎の
 甘言にのった大馬鹿野郎だ。

マグナス
「自分を責めるな、ディオ。
 ……また一緒に…

蒼生のディオメデス
「もう遅ェよ…。
 …体が言う事を効かなぇんだ。
「気を付けるんだ。
 アムリウスは究極の力を手にした。
 …王家の連中に気を付けろ。
「あぁ…、負けたくなかったなぁ…
 くそぉ…、オマエだけには…
 ……負けたくなかったゼ。
「マグナス…
 オマエの…様…に…
 …なりた……かっ………

▲ BACK
▲ Ogrebattle 64 ScriptのTOP▲ Ogrebattle 64の表紙へ戻る▲ TacticsOgreDatabaseの表紙へ戻る
Ogrebattle 64