第22話　『傭兵団』

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軍師ヒューゴー
「敵との接触を避け、東方教会へ
　進むつもりであったが…
「既に手を打たれていた…。
　奴等は傭兵共を雇い、この地に
　配備しておった。
「裏をかいたつもりが、
　その裏をかかれてしまった。
　…情報そのものが罠だったのか？

マグナス
「過ぎた事は仕方無い。
　…それで現在の状況は？

軍師ヒューゴー
「うむ。
　…これを見てくれ


それでは説明を始めるぞ。

今回は、南東に位置する『サラバト』を
本拠地として行動することになる。

目標となるのは、本拠地から北西に向かって
約１日の距離にある『ベトルガ砦』じゃ。

この砦の制圧が今作戦の目的となる。

偵察部隊からの報告によると、
北と西、それぞれの方向から
大規模な部隊が迫って来ているようじゃ。

山地を正面に置いたこの本拠地から、
敵の後ろへ回り込むのは非常に困難じゃ。
正面から挑み、各個撃破するしかないかのぉ。


軍師ヒューゴー
「傭兵とは名ばかりで、実際は
　山賊まがいの連中じゃが…
「奴等はこの辺の地理に明るい。
　…気を付けるんじゃぞ。

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＜ヴイツダー砦＞
年輩の女性
「アンタ達、革命軍とかいう人達だろ。
　何とかしておくれよ！！
「傭兵団とか名乗る連中が、たむろ
　しててさ。調子のいい連中だよ。
　山賊と変わりゃしない。

＜荒遊の地シャイム＞
老人
「わ、わしは見たんじゃ、
　本当じゃよ！
「下半身や髪が蛇のような
　化け物がいたんじゃ！！
　つい、最近のことじゃよ。

＜コルピノ＞
年輩の男性
「この地にな、悪魔の子って呼ばれてる
　ヤツがいてな…
「何でも恐ろしい魔力を持っていて
　自分に逆らった友人までも、
　石にしちまったらしいぜ。
「本人は魔界の住人が…とか言ってる
　らしいが。うちの家畜が死んだのも
　アイツの仕業じゃねぇか？

＜教示の地クングル＞
シスター
「北から東に向けて見える山脈…、
　あれがトレモス山脈です。
「この山脈のおかげで、
　この国は東の大陸からの侵略に
　脅えずにすんでいるのです。
「この有り難い山脈の懐…それ故、
　この地は“トレモスの懐”と
　呼ばれています。
「…おわかりになりましたか？

（コルピノで情報を聞いた後）
うなだれる少年
「……ティオキア…。

うなだれる少年
「…革命軍の連中か？
　何の用でここ迄来た。
「…立ち去れッ！

ユニットリーダー（男性） 「…君が悪魔の子か？

ユニットリーダー（女性） 「…貴方が悪魔の子？

悪魔の子
「一体、町で何を聞いて来た？
　友を石化した男を罵りに来たのか？

ユニットリーダー（男性） 「それは本当の話か？ 　もしかして… 「ここにも魔界の住人が 　現れたのでは？

ユニットリーダー（女性） 「それは本当の話なの？ 　もしかして… 「ここにも魔界の住人が 　現れたのですか？

悪魔の子
「現れた？　…違う！！
　俺が呼び出したんだ。
「自分の魔力に…
　才能に溺れた馬鹿が…
「馬鹿なこの俺が、
　魔界の住人を召喚したッ！

ユニットリーダー（男性） 「君が魔界の住人を？ 　…君は暗黒道に！？

ユニットリーダー（女性） 「貴方が魔界の住人を？ 　…貴方は暗黒道に！？

悪魔の子
「そうかもな。
　…それで構わない。
「もうどうでもいい…。
　俺が原因である事に
　変わりない。

ユニットリーダー（男性） 「本当に君なのか？ 　…魔界の住人じゃ……

ユニットリーダー（女性） 「本当に貴方なの？ 　…魔界の住人では……

悪魔の子
「もう帰ってくれよ…。
　俺が悪いんだ！
「俺が、俺がティオキアを…
　…帰れ、…帰れよッ！
　もう俺に構わないでくれッ！

ユニットリーダー（男性） １．（そっとしておこう） ２．「君はそのままでいいのか？ １． （そっとしておこう） ２． 「君はそのままでいいのか？ 　自分を傷付け、感傷にひたって… 「それで満足なのか？ 　自分自身をごまかして、現実から 　逃げているだけじゃないのかッ！ 「そうしていれば、君の友が帰って 　来るとでもいうのか？ 　…違うだろう！？ 「君が本当に責任を感じているのなら、 　…他にするべき事があるだろう！

ユニットリーダー（女性） １．（そっとしておきましょう） ２．「貴方はそのままでいいの？ １． （そっとしておきましょう） ２． 「貴方はそのままでいいの？ 　自分を傷付け、感傷にひたって… 「それで満足しているの？ 　…自分自身をごまかして、現実から 　逃げているだけじゃないッ！！ 「そうしていれば、貴方の友人が 　帰って来るとでもいうの？ 　…違うでしょう！？ 「貴方が本当に責任を感じているのなら、 　…他にするべき事がある筈よ！

悪魔の子
「………。

ユニットリーダー（男性） 「…いつまでもそうやってろ！

ユニットリーダー（女性） 「…いつまでもそうしていればいいわ！

「…くやしいよ…ティオキア…。


＜オレマ＞
酒場の親父
「パラティヌス王国の建国伝説に
　よると…
「藍の民により黒の大地を追われ
　この地に集まった金の民…
　そこに開闢王が現れた。
「神の力を借りて藍の民を倒し、
　国を興した。
「…ついでにローディスも倒して
　くれれば良かったんだけどな。

＜森の町フルマノボ＞
年輩の女性
「パラティヌスは地理的に、隣国から
　囲まれる形になっているのよね。
「でも、この東方が教われるコトは
　ないでしょうね。それもこれも、
　このトレモス山のおかげ。
「まぁ今では、もっと大きな理由が
　あるけどね…。
　ローディスという大きな理由が。


＜ベトルガ砦・ボス戦＞

莫邪のカゲイエ
「お前等、何の為に戦っている？
　…何に縛られている？
「…何にすがって生きている？
　フンッ、自分を持たぬ連中とは
　惨めなものよなぁ。

ユニットリーダー（男性） 「金の為にその身を売る 　貴様等が何を言う！

ユニットリーダー（女性） 「お金の為にその身を売る 　あなた達が何を言うの！！

莫邪のカゲイエ
「金の為？
　……違うな…。

莫邪のカゲイエ
「俺達は自分自身の利用価値を
　知っているのさ。
「誰かの尻馬に乗らなければ
　何も出来ないお前等とは違う。
　…俺達の実力、味わってみろ！

（戦闘後）
莫邪のカゲイエ
「…イタタタッ。

莫邪のカゲイエ
「フウ…、どうやらお前達の実力を
　見誤っていた様だな…。
「どうだ俺達を雇わないか？
　お前達には、俺達の力を活かす
　能力がある！
「…どうだ？　安くしとくゼ。

１．「お前達の力など必要ない！
２．「…いっ、いくらだい？
（パウルを仲間にするフラグが立っていない場合強制的に１）

１．
マグナス
「お前達の力など必要ない！
　…消えろッ！！

莫邪のカゲイエ
「おーコワッ！！

２．
マグナス
「何ッ、安く？
　…いっ、いくらだい？

莫邪のカゲイエ
「いや、御代は結構！！
　お前のその心意気だけで十分だ。
「後で取っておきの兵を送るよ。
　……クラス…？
　…ソルジャーだけど……？

マグナス
「………………………。

莫邪のカゲイエ
「ん？　どしたの？


「…代わりに、
　俺が協力してやるよ。

マグナス
「……君は…

パウル
「…俺の名は
　パウル・ルキシュ。
「俺が協力するんだ。
　革命軍には、
　必ず勝ってもらうよ。


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