64 Script "Chapter 2" 
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2.

マグナス
「俺は、西部軍と和解するつもりだ。
 背信行為である事も承知している。
「…どうしても納得ができないんだ。
 戦いを望まない者同士が、
 どうして戦わなければいけない?
「責任は全て俺が持つ。
 …協力してもらえないか?

軍師ヒューゴー
「マグナス、
 我々の指揮官はお前じゃ。
「一体誰が、お前への協力を
 拒否すると言うのじゃ。
 …そうであろう?

(レイアがいる場合追加)
レイア
「聞くまでも無い事よ。

(ディオがいる場合)
ディオ
「とことん、
 付き合ってやるよ。

(ディオとレイアがいない場合追加)
蒼天騎士団戦士
「私はマグナスさんを
 信じていますから。

蒼天騎士団戦士
「最後までお供しますよ。



堅牢地神アンキセス
「この様な機会を設ける事が出来、
 …とてもうれしく思います。

マグナス
「あなた方からの申し出が
 なければ実現しなかった事。
「こちらこそ感謝しています。

堅牢地神アンキセス
「久しいな、
 …ヒューゴー。

軍師ヒューゴー
「お前も変わり無い様じゃな。
 …アンキセスよ。

堅牢地神アンキセス
「………。

マグナス
「………。

軍師ヒューゴー
「こんな所に突っ立って
 いても仕方ない。
「さぁ、こちらへ…。



『険しき道』

 西部軍との和解を進めるマグナスの下へ、ユミ
ル王子が反逆者として捕らえられた事が伝えられ
る。ユミル王子救出の為、アンキセスと共に西部
城へと急ぐマグナス。



堅牢地神アンキセス
「…分かりました。貴方達の勇気
 ある決断に感謝いたします。

軍師ヒューゴー
「共に苦しい立場となるな
 …アンキセスよ。

堅牢地神アンキセス
「それだけの価値がある事。
 そうでしょう?

軍師ヒューゴー
「もっともじゃ。

(ディオがいる場合)
ディオ
「大変だアンキセスさんッ!
「ユミル王子が反逆者として
 捕らえられた!

(ディオがいない場合)
レイア
「大変ですッ、
 アンキセスさん!
「ユミル王子が反逆者として
 捕らえられました!

(ディオとレイアがいない場合)
伝令兵
「大変ですッ!!
「ユミル王子が反逆者として
 捕らえられました!

マグナス
「ユミルが!?
 …誰がユミルを? 中央か?

(ディオがいる場合)
ディオ
「いや…、
 ローディスだ。
「ローディスの騎士が
 出て来たらしい。

(ディオがいない場合)
レイア
「いいえ…、
 ローディスよ。
「ローディスの騎士が
 出て来たみたいよ。

(ディオとレイアがいない場合)
伝令兵
「いえ…、
 ローディスです。
「ローディスの騎士が
 出て来たようです。

堅牢地神アンキセス
「……おのれ…

ディオ
「それだけじゃないッ!
 奴らは王子を扇動した者…
「反逆の首謀者として
 アンキセスさんの名を挙げ、
 出頭を要求している!

(ディオがいない場合)
レイア
「それだけじゃないわ!
 奴らは王子を扇動した者…
「反逆の首謀者として
 アンキセスさんの名を挙げ、
 出頭を要求しているわ!

(ディオとレイアがいない場合)
伝令兵
「それだけではありません。
 奴らは王子を扇動した者…
「反逆の首謀者として
 アンキセス将軍の名を挙げ、
 出頭を要求しています!

堅牢地神アンキセス
「……分かった…。
 この身を王子の為に捧げよう。
「…それで良いのだな?

マグナス
「駄目だッ、行ってはいけない!
 これは罠だッ!
「父さんまでいなくなったら、
 誰がユミルを守るんだッ!
「今のユミルには父さんしか…

堅牢地神アンキセス
「分かっている。
 …しかしどうしろと言うのだ?

軍師ヒューゴー
「…ユミル王子が無事でなければ
 和解は成立しないも同じ事。
「どうする、マグナス?

マグナス
「行こう、ユミルを救いに…
 行こう父さんッ!
「俺が父さんを守るッ!
 父さんを守り…
 ユミルを救い出してみせる!

軍師ヒューゴー
「そうと決まったら、
 速やかに現状の確認じゃ。

それでは説明を始めるぞ。

今回は、南西に位置する『セーレム』を
本拠地として行動することになる。

目標となるのは、本拠地から北に向かい
約1日の距離にある『西部城タルペイア』じゃ。

この城を制圧し、
ローディスの騎士の手から取り戻すことが、
今作戦の目的となっておる。

アンキセスには『シルヘット』から、
単独で行動してもらおうか。

敵の目が我々に向いているうちに、
アンキセスが敵陣深くへと斬り込む。
…敵の裏をかくには、これが最適じゃな。

偵察部隊からの報告によると、
かなり大規模な部隊が、
こちらに向かって進軍を始めたらしい。

しかも、それ程の規模でありながら、
全く隊列を乱すことなく進んでおるのじゃ。
…恐らく西部軍の精鋭部隊であろう。

それだけでも十分に厄介なのじゃが、
他の部隊との連携をとられると、
こちらの状況は加速度的に悪化してしまう。

とにかく、この大部隊には全力であたり、
早めに潰しておくのが得策じゃな。


軍師ヒューゴー
「ゆっくりしてはいられませんな。
 …さぁ、行きましょう。




<アンキセスのユニットが敵と接触>

西部軍兵士
「…ア、アンキセス様!!
 あなたを倒す事が出来れば私も…

堅牢地神アンキセス
「忠節も尽くせぬ貴様等に
 何が出来よう!
「我が剛剣、恐れぬのなら
 かかって来いッ!


<リライアンスの町>
若い女性
「あなた達、革命軍が
 西部軍と和解した?
「本気で和解したのかしら?
 なんだか怪しいものよね。
 …ついこの前まで敵だったのに。
「まさか、ユミル様を騙そうと
 しているんじゃないでしょうね?


<シルヘット>
年輩の男性
「なぁ、アンタ達。
 どうして西部軍と和解したんだ?
「たしかにオレの住むこの地域が
 戦場になるyりは良かったけどさ。
 でもよ…、
「ちゃんと革命は成功させてくれよ。
 オレ達は理想では生きていけない。
 現実の変化が必要なんだ。


<エロード>
酒場の親父
「待ってたぜ、アンタ達!
 ユミル王子をよろしく頼むよ。
「あの方は、本当に優しい方だ。
 オレ達だって力になってやりたいが、
 オレ達には…そんな力はない…。
「だが、アンタ達なら、
 ユミル王子の力になれる。
 ユミル王子に希望を与えられるんだ。


<イブギビック>
若い女性
「ユミル様が国家反逆?
 そんなことあるわけないわ!!
「あの人たちのいう国家っていうのは、
 中央の貴族のコトでしょう?
「私たち民衆から見れば、
 裏切ったのは、
 中央の貴族たちの方じゃない!


<教示の地ホープデール>
シスター
「自らの力と勇気で勝ち取った勝利。
 それこそが大切なのですね。
「他人に頼り、神に頼るのではなく、
 人と共に、神と共に、自己が在ること
 を認識すべきなのですね。
「…でも今は、
 今だけは、神に祈らせて下さい。
 貴方達とユミル様に勝利と幸運を!!


<パルメル>
少女
「あなた達のせいでユミル様が、
 捕らえられたのよ!!
「あなた達が変な誘いさえしなければ、
 西部軍におとなしく降伏していれば、
 こんなコトにはならなかったのに…。


<紀律の地イグルーリク>
老人
「おぬしら、和解が戦うことよりも
 辛いのはわかっておるか?
「自らの王家の一員であり、
 西部将軍の地位にあるユミル様が、
 革命軍と和解する辛さ。
「ユミル様の辛さを理解しておるか?
 あの方はそれでも和解の道を選んだ。
 おぬしらも相応の覚悟が必要じゃぞ。


<修魔の地カートライト>
老人
「革命軍に良識ある人間がおって
 本当によかったよ。
「そうじゃ、戦って支配者に勝つことが
 革命ではない。国を治めるのは、
 武力ではないじゃろう?
「革命を成功させるというのは、
 次の世代の者が、革命なぞ考えずに
 暮らせる国を造ることじゃないか?


<交易の地ティミンズ>
年輩の男性
「南部の労働者を解放し、
 西部の人たちの心を理解した。
「民衆が何を望んでいるのか?
 …その心を理解出来なければ、
 革命なんて出来ません。
「貴方たちこそが真の革命軍です。


<バディン>
年輩の女性
「西部軍と革命軍が和解したとなれば
 中央に目をつけられちまうね。
「あたし達は、この土地に暮らして
 いるだけなのに…選択権もなしに、
 革命軍の仲間入りかい?
「あんた達は味方が増えて嬉しいだろう
 けどさ、こっちは勘弁してほしいよ。
 まさか徴兵とか…しないでしょうね?



<西部城タルペイア・ボス戦>

(一般ユニットが初回だった場合)

騎士ボルドウィン
「まさか、貴様達がここ迄来る
 とは思わなかったぞ。
「しかし、ここ迄だ。
 自分達の愚かな行為を
 悔やむがいいッ!

(アンキセスのユニット)

騎士ボルドウィン
「ユミルの命、惜しくは無いのか
 …アンキセスよ?
「敵対しているとは言え、
 やはり息子の方が可愛いか?
 …立派な忠臣振りだな。

堅牢地神アンキセス
「私が戦うのは息子の為ではない。
 …革命軍の為でも、
「王子の為でもないッ!
 国の明日を担う若者達の為だッ!
 …無謀とも言える若者達を、
「困難へと立ち向かう若者を
 支える事が、私の役目と悟った。
 だからこの戦いを選んだのだ。
「私は貴様を倒し、王子を救う!
 たとえこの身が朽ちようとも…
 貴様等には屈さぬぞッ!

騎士ボルドウィン
「…堅牢地神と呼ばれた戦士も
 情に溺れるか。
「貴様の選択の愚かさを知れッ!
 その愚かさを悔いるがいいッ!


(マグナスのユニット)
騎士ボルドウィン
「…貴様がマグナスか。
 ずいぶん活躍中の様だな。
「革命軍のお前が、わざわざ
 ここ迄来たって事は、
 …ユミルか?
「ユミル王子を捕らえ、
 革命の為に利用する気か?
 …やめておけ。
「貴様の手に余るシロモノだ。
 革命どころか、身の破滅を
 招く事になるぞ。

マグナス
「何を言っている?
 俺はお前を倒す為にここへ来た。
「利用する為なんかじゃない!!
 ユミルを…、友を助ける為に
 ここへ来たんだッ!

騎士ボルドウィン
「…ハッハッハッ!
 そうか、何も知らないのだな。
「まぁ、当然と言えば当然か?
 ユミルの事は我々に任せておけ。
 …貴様はここで死ねッ!



(戦闘後)
騎士ボルドウィン
「おのれッ、これ迄か!



『秘めたる力』

 蒼天騎士団に敗れた騎士ボルドウィンは、ユミ
ル王子を連れて西部脱出を図る。ユミル王子の下
へと急ぐマグナスだったが、既にユミル王子の姿
は無かった。



騎士ボルドウィン
「まさか革命軍が、
 ここまでやるとはな…。
「行くぞユミル、引き揚げだ。

王子ユミル
「近寄るなッ!
 僕は何処へも行かない!
「アンキセスが…
 マグナスがそこまで
 来ているんだ。
「僕は何処へも行かないッ!

騎士ボルドウィン
「そんな子供の戯言が通用する
 とでも思っているのか?
「お前は既に囚われの身…。
 自由になれるなどと思うな!
 さぁ、来いッ!!

王子ユミル
「放せッ!
 …その手を放せッ!!

騎士ボルドウィン
「…ん?
 なんだ、退けマーリ。
「お前も一緒に連れて行って
 欲しいのか?

侍女マーリ
「ユミル様を放しなさいッ!
 …貴方の好きにはさせません!

騎士ボルドウィン
「何だと…? お前がユミルを
 助けるとでも言うのか?
「冥煌騎士であるオレを相手にか?
 出来るものならやってみろッ!

侍女マーリ
「ユミル様ッ、避けて!

冥煌騎士ボルドウィン
「なんだと…
 何故お前にこんな魔力が…

侍女マーリ
「ユミル様、
 早く…、早く逃げて。

王子ユミル
「お前を置いては行けない。
 さぁ一緒に…

侍女マーリ
「私なら大丈夫です。
 …ユミル様、早く!

王子ユミル
「マーリッ!!

冥煌騎士ボルドウィン
「フンッ!!
 …何度も同じ手を食らうか!

冥煌騎士ボルドウィン
「てこずらせやがって…。
「まぁいい…。これはこれで
 面白い事になりそうだ。
 クックックッ…


マグナス
「ユミルッ!
 …何処にいるんだユミル?

マグナス
「俺だ…、マグナスだ。
 ここ迄来たよ…、ユミル…?

軍師ヒューゴー
「……マグナス…

マグナス
「ヒューゴー、
 …どうだった!?
「ユミルはいたか?

マグナス
「……ユミル…
 何処へ行ってしまったんだ?

マグナス
「ユミルーッ!!


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