64 Script "Chapter 2" 
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(16話終了後)
『立ちはだかる者』

 西部城攻略を目前に控えるマグナスの前に姿を
現すアンキセス。ユミル王子の可能性を信じ、戦
いの終結を願うアンキセスは、革命に対する意識
と革命軍の器をマグナスに問う。



マグナス
「俺は…
 俺は一体どうしたら…

聞き覚えのある懐かしい声
「…久しいな、マグナス。

マグナス
「…と、…父さん。

堅牢地神アンキセス
「革命軍は和解に応じないそうだな…。
 兵を退くわけにはいかんのか?
「このまま戦っても共に傷付くだけだ。
 …無駄な犠牲は出したくない。

マグナス
「俺達が兵を退いてどうなる?
「階層制は? 中央は?
 …ローディスの脅威は?
「目の前の戦いを避ける事は
 出来ても、結局は何も変化
 しないじゃないか!

堅牢地神アンキセス
「何も変化しない?
「お前達は大きな変化だけを…
 目に見える変化だけを
 望んではいないか?
「“革命”という言葉の響きに、
 惑わされてはいないか?

堅牢地神アンキセス
「…本来、成長や腐敗とは
 緩やかに進行するものであろう。
「ゆったりと、それでいて確実に。
 この世界とて同じ事。急激な変化は
 同時に歪みも生み出す…。
「お前達のやり方こそが、
 その場しのぎでしかないという事に
 まだ気付かんのか?

マグナス
「目の前で苦しむ人々をそのままに
 しておけと言うのかッ!
「どんなに理想を語ろうと、
 高い地位にその身を置いている限り
 人々の心には何も届かない。
「…父さん達は、
 掲げた理想に酔っているだけだ。

堅牢地神アンキセス
「…高い地位にいるからこそ
 持てる優しさがある。
「ゆとりがあるからこそ
 多くの者を思いやる事が出来る。
 …私情を捨て戦う事が出来る。

堅牢地神アンキセス
「ユミルは広く民の為となる国造りを、
 …変革を目指している。
「ユミルはそれが高貴なる者の務めで
 あると信じ…、私はそんなユミルの
 力になりたいと思っている。
「…マグナスよ、
 革命軍はこの国を導く事が出来るか?
 革命の果てに何を生み出すのだ?
「お前達は戦いの先に何を見ている?
 フレデリック卿は…、お前はこの国の
 指導者たる“器”を持つ者か!?

マグナス
「…そんな事は分からない。
 ……でもユミルに…
「ユミルにならそれが出来る
 とでも言うのか!?
 …器を持つ者なのか?

堅牢地神アンキセス
「今はまだ分からん。
 …しかし、賭けてみたい。

マグナス
「………。

堅牢地神アンキセス
「さらばだ、マグナス。
 …お前はお前の道を行け。

マグナス
「父さんッ!
 …一つだけ教えてくれ。

マグナス
「何故、父さんは貴族殺しと呼ばれ
 平気でいられる?
「何故、真実を語らなかったッ!
 ……なぜ…
 なぜ母さんを放っておいた?

堅牢地神アンキセス
「…変わらないな、
 マグナス。

堅牢地神アンキセス
「『なぜ?』 お前はいつも
 そう言って話しかけて来たな…。
「あの日、ユミルを襲った者が
 誰の指示で動いていたか分かるか?
 ユミル殺害を指示したのは…
「………陛下だ…。
 プロカス国王…、その人だ。

マグナス
「馬鹿な…!

堅牢地神アンキセス
「…あの頃の陛下は、
 決して普通の状態ではなかった。
「王妃の死に始まる不幸な出来事。
 陛下は、全ての元凶がユミルである
 と思い込んだ…。
「特異な容姿がそう思わせたのかも
 知れない…。異国の魔道師の言葉を
 信じていたとも言われている。
「…私が貴族を殺害したのは事実だ。
 そして、それ以上は語らなかった。
 ……それだけの事だ…。


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