64 Script "Chapter 1" 
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第7話 『旅立ち』



明星のフレデリック
「君達には今まで通り、
 蒼天騎士団として…
「遊撃任務に就いてもらう。
 …もちろん指揮官は君だ。

マグナス
「…遊撃任務。
 俺達だけでですか?

明星のフレデリック
「うむ。
 早速で申し訳ないが…
「グンター採掘場に向かってもらう。
 そこの解放を終え次第、
 ダーダネルスへと北上してくれ。
「理由は…、行けば分かる。
 頼んだぞ、マグナス君。



軍師ヒューゴー
「さて、革命軍での
 初仕事じゃが…

マグナス
「なぁヒューゴー、

軍師ヒューゴー
「何じゃ、
 マグナス?

マグナス
「俺達はやはり信用されては
 いないのだろうか?

軍師ヒューゴー
「そんな事はないじゃろう?
 お前の考えすぎじゃ。

マグナス
「しかし、与えられたのは
 俺達だけでの遊撃任務…
「成否を当てにされない任務
 なんて、信用されていない
 証拠じゃないか…。

軍師ヒューゴー
「あせるな、マグナス
 …よく考えてみろ?
「そう簡単に信用を得られる訳
 無かろう?
 …ますは今回の作戦を聞け。


それでは説明を始めるぞ。

今回は、北西に位置する『交易の地タルクワ』を
本拠地として行動することになる。

目標は、本拠地から南東に向かって
約1日の距離にある『グンター採掘場』じゃ。

この採掘場を制圧し、
南部軍の支配から解放することが、
今作戦の目標となっておる。

さて、進軍ルートじゃが…
本拠地周辺の拠点については問題ないじゃろう。

問題となるのは目標地点である
『グンター採掘場』周辺の複雑な地形じゃな。

…ただでさえ深厚に時間がかかるうえ、
当然、この地形を利用した敵部隊の
待ち伏せがあると予想される。

力任せの無計画な進軍は、時間を無駄にする
ばかりか、思わぬ被害も生むぞ。

ここは、山岳地形を得意とする部隊を編制し、
目標地点へ直線的に攻め込むか…

または、南西から大きく周り込み、
採掘場へ向かうのが良いじゃろうな。


軍師ヒューゴー
「さて、我々にはもう一つの
 目的が有る。
「ある人物の…
 革命軍の力となってくれる
 であろう男の救出じゃ。

マグナス
「ある人物?

軍師ヒューゴー
「アスナベル・ビラル…
 かつて“パラティヌスの猛将”
 と呼ばれた男じゃ。
「ローディスに逆らわなければ
 いい役職に就けた筈じゃが、
 …あいつも不器用な奴でな。

マグナス
「知っているのか?

軍師ヒューゴー
「まぁな。
 …どうじゃマグナス。
「我々が革命軍の一員としての
 信用を得られる、良い機会で
 あろう?
「これをきっかけに、今後は
 大きな作戦にも参加する事と
 なるじゃろう。
「…革命軍の戦士としてな。

マグナス
「ヒューゴー、あんたは何者なんだ?
 何故そんなに色々知っている?

軍師ヒューゴー
「みんな偶然じゃよ。
 …ただ、お前に関しては別じゃ。
「お前の父、アンキセスとは
 共に戦った仲じゃからな。

マグナス
「父さんと!?
 ではあなたも中央軍に…

軍師ヒューゴー
「うむ。
 …アンキセスがユミル王子の身辺を
 警護していた事、
「お前とユミル王子が友であった事、
 そして…
 あの事件の真相も知っておる。

マグナス
「…そうだったのか。

軍師ヒューゴー
「隠すつもりは無かったが、
 中々言い出せなくてな。
「お前が父親と距離を置いた
 理由も分かっとるつもりじゃ。
 …何にせよ全ては昔の事。
「私にとっても…
 お前達、親子にとってもな。
「…さぁ行くぞ。



<ブーグーニ>
酒場の親父
「…そうか南部軍から革命軍にねぇ。
 そいつは大変だったなぁ。
「ま、自分で選んだ道だろ。
 せいぜい頑張りなよ。
 …オレも、もう少し若けれりゃなぁ。


<モサカ>
年輩の男性
「オレは知ってるぜ。アンタ達、
 元は南部軍だったんだろう?
「南部軍を追い出されたら、
 今度は腹いせに革命軍か?
 随分と調子がいいもんだな。


<キンジア>
年輩の女性
「グンター採掘場の囚われている
 アスナベル様は優しい方です。
「他の労働者の分まで働き、
 私たち下級民に希望を捨てるなと、
 励まして下さいました。
「…そういえば、アスナベル様には
 娘さんがいらしたはず。
「こんな荒れた土地に、娘を一人
 残すことになってしまって…。
 心配なさっているでしょうね。

(カトレーダがいるユニットの場合)
年輩の女性
「ああ、あなたがカトレーダさんね。
 良かった…無事でしたのね。
「お父様の事が心配でしょうけど…
 …大丈夫。きっと、革命軍の方が
 何とかしてくれますわ。
「気を落とさずに頑張って。


<農産の地ケーズ>
少女
「革命軍の方ですね?
 お願いです…
「どうかアスナベルを
 助けてください!

ユニットリーダー(男性)
「グンターの指導者、
 アスナベルの事か?
ユニットリーダー(女性)
「グンターの指導者、
 アスナベルの事?

少女
「あなた方が来る少し前…
「革命軍との接触を知られ、
 反乱の首謀者として捕らえ
 られてしまいました。
「お願いします。
 アスナベルを……

ユニットリーダー(男性)
「心配しなくていい。
 その為にここへ来たんだ。
ユニットリーダー(女性)
「心配しなくていいわ。
 その為にここへ来たのよ。

少女
「では、私も共に行きましょう。
 一緒に行っても構いませんね?

1.「構わないが…
2.「危険すぎる!

1.
ユニットリーダー(男性)
「構わないが…
 何故君がそこまで?
ユニットリーダー((女性)
「構わないけど…
 何故あなたがそこまで?

カトレーダ
「私はカトレーダ・ビラル。
 アスナベルは私の父です。

2.
ユニットリーダー
「駄目だッ、危険すぎる!
 君はここで待っているんだ。

少女
「分かりました。
 …仕方ありません。
「それではアスナベルを…
 父の事を頼みます。


(カトレーダとのイベント後)
老人
「南部には大きな山が多いからな、
 採掘場もぎょうさんある。
「西部にも採掘場はあるけど、
 あれは元々ニルダム王国が
 所有していたものじゃよ。


<工業の地インエケル>
年輩の男性
「カトレーダさんって可愛いよな。
 ほら、アスナベルさんの所の…。
「オレらみたいな奴にでも、
 いつも笑顔で接してくれるんだ。
 その上、しっかり者だしさ。

(カトレーダがいるユニットの場合)
年輩の男性
「あっ、カトレーダさん!!
 お久しぶりです。
「あの…アスナベル様の所に
 行かれるおつもりですか?
 …本当に気を付けてくださいね。
「ここで暮らす者、皆があなたと
 お父様の事を心配しています。
 どうか無事でいてください。


<グンター採掘場・ボス戦>
獄長マキシ
「ふんッ、貴様等が裏切り者の
 蒼天騎士団だな?
「わしの前に現れたのが運の尽き!!
 貴様等の首はわしがもらったぁ!

(カトレーダのユニットの場合追加)
カトレーダ
「父を返しなさいッ!

獄長マキシ
「オマエはアスナベルの娘か?
 父娘共々哀れな奴等だ。
「お嬢ちゃん、
 可哀相だが二度と父親には
 会えんぞ。
「オマエはここで
 死ぬのだからなッ!


(戦闘後)
獄長マキシ
「わしは…負けたのか…?
 ばッ、馬鹿な…。
「わしがきさまら…などに…
 負ける…筈……が……



<A>カトレーダに会っていない
<B>カトレーダに会ったが、仲間にしていない
<C>カトレーダが仲間になっている

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