64 Script "Chapter 1" 

『進むべき道』

 革命軍の指導者フレデリックを救い、自らが追
われる立場となったマグナスの前に、レイア達が
姿を現す。同じ道を歩む事を選んでくれた仲間達
を前に、マグナスは革命軍へ参加を決意する。


明星のフレデリック
「マグナス君といったな。
 君のおかげで助かったよ。

マグナス
「いえ…。

明星のフレデリック
「しかし、良かったのか?
「軍、…いや国に追われる
 身となってしまって。

マグナス
「自分でも良く分かりません。
 しかし、後悔もしていません。

謎の声
「後悔なんかしないでよ、
 マグナス。
「後悔されたら、
 私達が報われないわよ?

マグナス
「!

マグナス
「レイア!!
 無事だったのか?

レイア
「勝手に殺さないでッ!

軍師ヒューゴー
「全く無茶をする…(汗)
 寿命が十年は縮んだわい。

マグナス
「ヒューゴーまで。
 …どうしてここに?

レイア
「何言ってんのよ! マグナス
 の行動に従ったんじゃない。
「あなたは私達の指揮官なのよ。
 指・揮・官!
 あなたに従う事になってるのッ!

軍師ヒューゴー
「レイアの言う事ももっともじゃが、
 皆が自分の心に従った迄の事。
「マグナス、
 お前が責任を感じる事はない。

マグナス
「すまない、
 俺の勝手な行動で…。

レイア
「ねぇマグナス、
 今の話、聞いてた?
「『責任を感じる事はない』って。
 言っているじゃない。
 みんなが自分で選んだ道よ。
「それがあなたの選んだ道と同じ
 だっただけ。
 …どう? …分かった?

マグナス
「あ、…ありがとう。
 …!? ディオはッ!
「ディオはどうしたんだ?

軍師ヒューゴー
「…分からん。
「あの混乱の中で姿を
 消してしまった。
 もしかすると…

マグナス
「…そんな、
 ……ディオ。

レイア
「…これからどうする?
 私達はもう軍には戻れないわよ?

マグナス
「フレデリックさん、我々を革命軍に
 参加させてもらえませんか?
「我々は、軍の人間としてたくさんの
 人々を傷つけてしまいました。
 …勝手なのは、分かっています。
「でも、皆の為に何かしたいのです。
 何でもします。俺達を革命軍に参加
 させてください!

明星のフレデリック
「革命軍は、参加を志願する者の
 過去は問わない。
「階層制の撤廃、ローディス教国
 からの独立を目指すのであれば
 快く受け入れよう。

明星のフレデリック
「この南部では、まだ多くの人々が
 軍の支配下に置かれている。
「その人々を救う為にも、
 我々には一人でも多くの仲間が
 …信頼の置ける仲間が必要だ。
「今、ここで決断してほしい。
 革命の為に、その身を尽くして
 くれるか、マグナス君?

マグナス
「俺はもう逃げません!
「俺達は革命軍の力に…
 あなた方の力となります!


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