64 Script "Chapter 1" 
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第4話 問い掛ける者



軍師ヒューゴー
「これが今度の作戦じゃ。
 よ〜く聞いておけよ。

それでは説明を始めるぞ。

今回は北側に位置する『エサウェラの町』を
本拠地として行動することになる。

目標となるのは、本拠地から南に向かって
約1日の距離にある『クレネル峡谷砦』じゃ。
この砦を制圧し、
反乱分子の手から取り戻すことが、
今作戦の目的である。

目標に向かうルートは2つ。
本拠地からまっすぐに南下するルートと、
西側に迂回し、
目標地点へと回り込むルートじゃ。
南下するルートは、最短距離で目標地点に
向かえるが、拠点が少ないため、
休息が取りにくいという難点がある。
もう一方の西側に迂回するルートは、
遠回りにはなるが、拠点が多く存在するため、
比較的、楽に進行出来る筈じゃ。

まあ、それは敵にとっても同じ事。
敵も両ルートからの進行に備え、
部隊を展開させておる。
しかし、偵察部隊からの報告によると、
敵は部隊を展開させてはいるものの、
積極的に攻めてくる気はないようじゃ。
それ故、どのルートから攻め込むにしても、
一気に攻め込むべきか、
何か裏があると見て慎重に進むべきか…
選択に悩むところじゃな。


軍師ヒューゴー
「作戦はこの様になるが…
「なにやら革命軍の動きが
 おかしいようじゃ。

マグナス
「おかしい?
 どういう事なんだ?

軍師ヒューゴー
「うむ。
 目的が何かは分からんが、
「多くの下級民を連れ、
 南を目指して進んでいるようじゃ。
 …特に争い事も起こさずにな。

マグナス
「ただ南を目指しているのか?
 一体何が目的なんだ?

軍師ヒューゴー
「革命軍が外敵の侵入に備える
 必要があるとも思えんし…
「まぁ、何にせよ、
 用心に越した事はないな。



<宿場町ケルーアン>
酒場の親父
「ここは南のゼノビアとの国境さ。
 …ゼノビアは変わったな。
「神聖ゼテギネア帝国との大きな
 戦争を乗り越え、あの国は新しい
 時代を迎えたんだ。
「ゼノビア…手を伸ばせばすぐそこ
 なのにな。ここでは革命も解放も…
 まるで、おとぎ話に聞こえるよ。

<カリュア>
老人
「南のゼノビア
 …西のローディス。
「もし戦争が始まれば、
 このパラティヌスが
 戦場になるのかのぉ。
「そうなれば、
 この地も無事では済まんて。

<ラグアート村>
年輩の男性
「アンタら革命軍と戦うのかい?
 やめるわけにはいかないかね?
「オレ達を戦いに巻き込むわけでも
 ないし、そんなに悪い人たちには
 見えないんだけどねぇ。
「やっぱ…、ダメかい?

<農産の地デムビドロ>
少年
「ゼノビアを革命した“ゆうしゃ”って
 どんなヤツなんだろう?
「そんなヤツが現れて、ワルいヤツらを
 みんなやっつけてくれないかなぁ。
 …エヘヘ、カッコイイよなぁ。

<国境の町イール>
年輩の女性
「南部軍が、国境に何の用だい?
 亡命でもする気かい?
「なら、少し南へ進むだけさ。
 国を捨て、
 楽な方に逃げるのならね。


<クレネル峡谷砦・ボス戦>
(マグナスの場合)
疾風のデボネア
「君は…、あの時の…
 君が指揮官なのか?
「君とは戦いたくはない。
 …どうだろう、
 兵を退いてはもらえないか?

マグナス
「敵を目の前にして、
 兵を退けと言うのかッ!
「あなた達に…
 あなた達の様な異国の民に
 国を渡す訳にはいかない。

疾風のデボネア
「フッ…
 かなり熱くなっているな。
「これ以上は話していても
 無駄なようだな。
 仕方がない、相手をしよう。


(一般ユニット)
疾風のデボネア
「蒼天騎士団か…
 噂はよく聞いているよ。
「君達とは戦いたくないが…
 ここを通す事も出来ぬ
「…そういう訳だ。
 私の相手をしてもらうよ?


(戦闘後)
疾風のデボネア
「強いな君達は…。
 私だけでは相手になりそうもない。

天空のギルバルド
「デボネアッ!!
 ここはもう良い、退くぞ!

疾風のデボネア
「どうやら目的も果たせた様だ…。
 この辺で引き揚げさせてもらうよ。

マグナス
「ふざけるなッ!
 まだ決着は付いていない!

天空のギルバルド
「…決着?
 そんなもの付ける必要は無いッ!
「革命を掲げる者、その全てが戦いを
 望んでいるわけではない。
 この国に変化を求めているんだ。
「幸いにも、オレ達の祖国が身柄を
 預かると言ってくれている。
「…分かるか?
 オレ達の目的は、戦いを望まぬ人々を
 ゼノビアへと逃がす事。
「オマエ達と戦ったのは目的完遂の為。
 目的さえ達成出来れば、決着など
 付ける必要は無いという事だ。
「…じゃあな。

マグナス
「ただの時間稼ぎだと!?
 …逃がすかッ!!



『問いかける者』

 ゼノビア国境に現れた革命軍の目的は、非戦闘
員をゼノビアへ亡命させる事であった。
革命軍に協力するゼノビアの戦士達。その真意を
理解できないマグナスは、勇者デスティンに詰め
寄る。



若い男性の声
「探しているのは、
 …我々かな?

マグナス
「!!

マグナス
「あなた達の目的は何だ。
 この国をどうするつもりだ?

勇者デスティン
「それは、
 君の本心なのか…?

勇者デスティン
「敵対する反乱分子を庇い、上官に
 盾突いた君の本心がそれか?
「君こそどうするつもりだ!
 下級民として差別される人々を
 このままにしておけるのかッ!

聖母アイーシャ
「放っては置けなかったのです…
 貴方達も、この国の人達も。

妖術士サラディン
「我々は数ヶ月に渡って、
 この国の状況を見て来た。
「下級民とされる人々だけではない。
 貴族、上級民とされる人々も、
 ローディス支配の実態もな…。

マグナス
「…!?
 そうかッ!

マグナス
「この国を足がかりに、ローディスとの
 戦いを始める気だな!
「もっともらしい事を言ってはいるが、
 目的はそれかッ!!

勇者デスティン
「………。

マグナス
「この国にとってあなた達は脅威だ。
 この狂い始めた世界を見ろ!
「あなた達の強さが、
 存在の特異さが人々を惹きつける。
 皆があなた達に期待する…。
「この国にだって希望はあるんだ。
 なのに…、あなた達の前では…、
 それすら霞んでしまう。

マグナス
「革命か…。革命が成功したら
 革命軍はどうなる?
「ゼノビアの尖兵として、
 ローディスに当てる気だろう?
 …そうはさせるかッ!!

勇者デスティン
「いいかげんにしろッ!
 ヴォルムス採掘場で何を見た!
「彼らが家畜の様に
 殺されて当然とでも思ったのか!
 バカ野郎ッ! 頭を冷やせ!

マグナス
「……分かっている…
 このままには出来ない。
「だけど、いたずらに戦火を拡大し、
 下級民の為だけに戦う革命軍の
 やり方は間違っているッ!

妖術士サラディン
「本来、人の命とは身分や階級に
 関係なく、尊いものの筈。
「人の命を軽率に扱うこの国の
 在り方は、どこか間違っている。
 …そうは思わぬか?
「革命軍の目的は、その間違いを
 正す事。下級民の為に国を造ろう
 などとは思っていない。

妖術士サラディン
「“革命”という名の下に、
 多くの者が集まった。
「変革を求める心は同じだが、
 一部の者の行き過ぎた行動に、
 我々も困っている。
「君も苦しんでいるのだな…。
 おかれた立場と実力の差か?
 理想と現実のギャップか?
「…苦しいだろうが、
 君の進むべき道は、君にしか
 見つける事ができない。

妖術士サラディン
「周りに流されるでないぞ。
 君の進む道に間違いなどない。
「ただ選んだ道があるだけだ…。

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