64 Script "Chapter 1" 
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第3話 遊撃指令

『新たな戦士』

 マグナスとディオの前に現れた勝気な少女は、
部隊の再編成に合わせ配属された士官候補生だっ
た。蒼天騎士団の結成と同時に、少女『レイア』
もその一員となる。


謎の少女
「ここにマグナスって
 人がいると聞いたけど、
「…あなたじゃないわね。
 そっちね?
 あなたがそうでしょう?

マグナス
「…君は?

謎の少女
「今日をもってあなたの隊に
 配属となった者よ。
「名はレイア…
 レイア・シルヴィス。
 部下共々よろしく頼むわ。

軍師ヒューゴー
「お前が噂のシルヴィスか…。
 気を付けろマグナス。
「この娘、
 可愛い顔をしてはいるが、
 相当なじゃじゃ馬らしいぞ。

ディオ
「誰が可愛い顔してるんだよ、
 …マッタク。

レイア
「…間抜けな顔。
 能力って顔に出るのかしら?

ディオ
「なんだとッ!

レイア
「何よッ!!

軍師ヒューゴー
「いい加減にせんか…(汗)

軍師ヒューゴー
「ところでマグナス、
 この隊に名前を付けんか?
「今日から南部の正式な騎士団と
 なったんじゃ。それ相応の名前を
 付けなくてはいかんじゃろ?

軍師ヒューゴー
「蒼天騎士団…
 なかなか良い名なじゃ。
「その名に恥じぬ働きを
 しなくてはいかんのぉ…。


それでは説明を始めるぞ。

今回は、南東に位置する『バルデラの町』を
本拠地として行動することになる。

目標地点は、本拠地から北西に向かって
約1日の距離にある『トュアハ砦』じゃ。

この砦を制圧し、
反乱分子の手から取り戻すことが、
今作戦の目的である。

進軍には2つのルートが考えられる。
『宿場町モバーエ』を経由するルートと、
『交易の地キファ』を経由するル−トじゃ。

偵察部隊からの報告によると、
敵はこの両ルートに部隊を展開しているらしい。

こちらもそれに対抗し、部隊を2手に分けて
敵の両部隊を各個撃破するのが良いじゃろう。

敵部隊の各個撃破が成功すれば、
後は簡単な話じゃ。
2つに分けた部隊を『トュアハ砦』の
前に終結させ、一気に攻め込む。
…これがベストじゃろうな。


軍師ヒューゴー
「…では行こうか。


<宿場町モバーエ>
酒場の親父
「ちょっと前まで、そこら辺のゴロツキ
 と変わらなかった反乱分子だが…
「最近フレデリックという男を中心に
 まとまり始めているらしい。
 まったく争い事は勘弁してほしいぜ。

<交易の地キファ>
年輩の男性
「ここはまだ、
 クレネル峡谷の入り口さ。
「南に進めば谷はますます深くなる。
 そして谷を抜ける頃には、
 そこはもう、ゼノビアさ。


<ブーレム駐留ユニットと戦闘>
怒れる魔道士
「いつまでも力で押さえ付け
 られると思うなッ!
「この程度では屈せぬぞ!
 我等と共に立ち上がった
 同士達の為にもなッ!

<荒遊の地ブーレム>
年輩の女性
「辛い思いは、みな一緒なんだよね。
 …連中の気持ちも分かるけどさ、
「逆らってどうなるわけでもないし。
 中央の人だって、いつかは分かって
 くれるかもしれないじゃないか。

<カルノト>
少年
「おい!オマエ。
 …ちょっと待ってよッ!!
「オマエら、“反乱分子”を
 やっつけにきたんだろッ!?
 …しるもんか! かえれよッ!
「…オマエらはオイラたちの、
 気持ちなんて、ちっともわかって
 くれないんだろッ!!


<トュアハ砦・ボス戦>
羅綺のエフェミネット
「我らの記念すべき日にようこそ。
 南部軍の皆さんですね?
「この度、我々はフレデリック卿の
 指揮の下、各地の同志、反乱軍、
 解放軍と共に…
「この国を良き方向へと導くべく、
 “パラティヌス革命軍”を結成
 致しました。

女性ユニットリーダー
「革命軍ですって?

羅綺のエフェミネット
「はい、その通りです。王族、貴族、
 上級民の皆さんだけが、
「気持ちよく暮らせる社会はもう
 終わりです。
 …次は私達の番ですから。

女性ユニットリーダー
「その為に争いを起こすの?
 無関係な人を巻き込んでまで?
「もっと平和的な方法も
 あるでしょう?

羅綺のエフェミネット
「全ては革命の為です。
 多少の犠牲は仕方ありません。
「それに、無関係な人など何処にも
 いませんよ? 皆、見ぬフリ、
 知らぬフリをしているだけです。

羅綺のエフェミネット
「前置きが長くなりましたね。
「さて、あなた達の首を
 頂きましょうか?


(戦闘後)
羅綺のエフェミネット
「あなた達は…真っ直ぐな、
 きれいな目をしていますね…。
「気を付けなさい…。
 濁らないよう… 曇らないよう…



軍師ヒューゴー
「マグナス、次の指示じゃ。
 …二つの指示が届いておる。
「一つは北西に位置する
 マイリージャへ移動し、西部へと
 向かうユミル王子の護衛…
「もう一つはこのまま南へ進み、
 ゼノビアとの国境地域に姿を
 見せる革命軍の掃討じゃ。
「どちらも担当は我々だけじゃ。
 どうも城を離れて行動出来るのは
 我々だけのようじゃな。

軍師ヒューゴー
「…ん?
 どうしたマグナス?

マグナス
「革命軍の結成は、国への
 不満が原因なのだろう?
「彼らの不満とは…
 それ程までに下級民の怒りは
 大きいものなのか?
「みずからの命を懸ける程に…?

軍師ヒューゴー
「そういう事なのじゃろうな・
 ……おそらく。
「現状に満足する者が少ない事は
 分かっていたが、この様な行動を
 起こすとは予想出来なかった。

マグナス
「………。

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